アルゼンチン/アルゼンチンの観光・見どころ

南極(2ページ目)

アルゼンチンをずっと南下すると、わずか1000kmほどで南極大陸。南米大陸最南端の町ウシュアイアでは、夏の時期になると南極ツアーが多数実施されます。アルゼンチンから足を伸ばして、“最後の秘境”南極へ行ってみませんか。

栗本 斉

執筆者:栗本 斉

アルゼンチンガイド

南極のおすすめツアー

南極ツアー中は大型のクルーズ船での生活になるundefined写真提供:岡部能直

南極ツアー中は大型のクルーズ船での生活になる 写真提供:Yoshinao Okabe

アルゼンチンから行く南極ツアーは、基本的には船での周遊と宿泊になります。立ち寄る場所は、おもに南極半島とサウスシェトランド諸島ですが、日程の多いツアーだとマルビナス諸島(フォークランド諸島)に立ち寄ったりすることもあります。日程は、10~20日間くらいが目安ですが、最短だと4泊5日くらいのクルーズも利用可。また、隣国チリのプンタアレーナスまで行けば、飛行機利用で日帰りや1泊2日のツアーというのもあるようです。

いずれにしても、ツアー実施時期は12月から3月くらいの短い期間なので、早めに予約をしておく必要があります。日本からだと、読売旅行、メルカードツアー、アンデスニッポンツーリストといった旅行代理店が南極ツアーに力を入れています。また、英語やスペイン語に支障がなければ、現地の代理店に問い合わせてみてもいいかもしれません。

そして気になるお値段ですが、南極ツアーは非常に高価。安いツアーでも、ウシュアイア発着の金額だけで、安くても40万円くらいは見ておいた方がいいでしょう。もちろん、日数やクルーズ船及び船室のグレードによって、100万~200万なんていう贅沢なコースもあります。これに加えて、日本からブエノスアイレスを経由してウシュアイアまでの航空運賃もかかります。燃油サーチャージやブエノスアイレスでの宿泊費、お土産代などの雑費を考えると、かなりの出費になることは覚悟しておきましょう。

裏技としては、まずウシュアイアまで行き、現地の代理店にキャンセル待ちをかけるというやり方もあります。そうすれば20~30万くらいでツアー参加できる場合もありますが、確実に取れる保証もありませんし、何日も待たされる可能性が高いです。こちらは時間に余裕のある長期旅行者のみ有効といえるでしょう。

南極のベストシーズンと気候

陸上だけでなく、クジラなど海の生物に出会えることもundefined写真提供:岡部能直

陸上だけでなく、クジラなど海の生物に出会えることも 写真提供:Yoshinao Okabe

南極は想像できる通り、年中極寒の地ではありますが、それでも四季はわずかながらに存在します。また、観光できる時期も、現地の夏である11月から3月あたりまで。その期間のなかでも、12月中旬から1月下旬あたりまでがベストシーズンとなります。

とはいっても、この夏の間でも平均気温は0℃前後。しっかりと防寒はしておきましょう。ダウンジャケット、フリース、手袋、登山靴などは、上陸するツアーに参加するのであれば必須。ちょっとした冬山へ行く程度と考えておけば十分です。装備に関してはレンタルしてくれる場合もありますので、ツアーを申し込んだ代理店に確認してみてください。また、常に船での行動になるので、船酔いする方は薬も常備しておきましょう。もちろん、想い出用のカメラやビデオなどもお忘れ無く。
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