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発売までカウントダウンに入ったVOCALOID3(3ページ目)

当初9月に発売予定だったのが10月に延びることになったVOCALOID3ですが、徐々にその内容が明らかになってきています。VOCALOID3に関する最新情報を整理してみたいと思います。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

JobスクリプトとVSTプラグイン

VOCALOID3

ミキサーを使ってVSTプラグインが利用できる

もうひとつVOCALOID3で追加された大きな拡張機能があります。これはTiny EditorにはなくVOCALOID3 Editorだけの機能ですが、1つがJobスクリプトというプラグイン機能です。これについては、先日行われた「YAMAHA & Steinberg EXPO 2011」

これはVOCALOID3の機能自体を追加するもので、たとえば「Staccato」というJobスクリプトを使うと、選択した音符がスタッカートになるとか、「Insert Rest」というJobスクリプトを使うと、休符を挿入することができるできる……といった具合い。

あらかじめいくつかのJobスクリプトが装備されるようですが、今後、フリーウェアなども出てくるので、それを追加していくこともできます。またプログラムができる人なら、Jobスクリプト自体を自分で組むこともできるというのも面白いところです。

一方、VSTプラグインが利用できるようになったというのも大きなポイントです。これはVSTインストゥルメントではなくエフェクトのほうですが、VOCALOIDの歌声にエフェクトをかけることができる、というわけです。こちらも自由に追加していくことが可能ですから、VOCALOID3での音楽制作の可能性が大きく広がりそうです。

なお、Tiny Editorもリバーブをかけるという簡易的なエフェクト機能は装備されています。デフォルトでオンになっているため、これだけでもずいぶん違って聴こえてきます。

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