意外に多い「腹筋が嫌い」な人

ある程度トレーニングを続けていくと、その効果や影響には個人差が出てきますが、それは体に関することだけではありません。例えば、「トレーニングの好き嫌い」。比較的やりやすいトレーニングや、最初はあまり気が進まなかったものの、やってみるとすぐに効果が実感できたトレーニングなどは、やっていて楽しく感じるため、「好き」なトレーニングだと言えるでしょう。おそらく、自然と行う頻度や回数も多くなってくることと思います。

しかしその逆に、「なんとなく苦手」、「続けてみたけれど、あまり効果が感じられない」といった理由から、積極的に行いたいと思えない「嫌い」なトレーニングもあるはずです。実はこの「嫌い」なトレーニングを尋ねたとき、思いのほか多くの人が挙げるのが「腹筋」のトレーニングなのです。

ではなぜ嫌いなのかと、その理由を尋ねてみると、ちょっと興味深い答えが返ってきます。まず、トレーニング経験者の人たちが挙げるのは、「頑張ってやっても効果が感じにくい」、「地味で単調な動作のため、つまらない」といった、効果性や実施感覚に関すること。

一方、初心者の人たちは……というと、「ツラそう」、「もともと腹筋がニガテ」など、いわゆる「食わず嫌い」な理由で、「腹筋が嫌い」という多くの人が、実はきちんとした腹筋運動にトライしたことがないことが見受けられます。百歩譲って好き嫌いがあるのはいたし方ないにしろ、腹筋は体を支える中心となる、重要なパーツです。嫌いなことを理由にまったくやらないというわけにはいきません。

筋肉を上手に鍛えていくためには、苦手なトレーニングを克服することも大切

筋肉を上手に鍛えていくためには、苦手なトレーニングを克服することも大切


そこで、そんな腹筋嫌いの人でも手軽にトライできて、尚且つ効果の高いトレーニングをご紹介します。食わず嫌いをせず、まずはこちらをトライしてみてください。

30秒でOKのお手軽腹筋「アブアイソメトリクス」

このポーズをとるだけで、腹筋全体が驚くほど効果的に刺激できると同時に、背中や腰部分のコアマッスルまで鍛えることが可能です。基礎代謝量も向上しリバウンドしにくいカラダになれる静止ポーズ系トレーニング。1セット30秒で手軽にできるところも魅力です。

■HowTo
このまま静止

このまま静止


床に両ひじとつま先をつけ、体を一直線に保つ。このままの姿勢で30秒間静止するだけ。

■ポイント
  • 30秒/1セットを1日2セット実施が目安。
  • 背筋を伸ばし、体全体が一直線になるようにする。お尻部分が落ちないように!
  • 顔は上げ、正面を向く。頚椎に負担がかかるので顎は上げすぎないように注意。

慣れないうちは30秒耐えられないかも知れません。その場合は、静止できる秒数からマイペースで実施してみてください。慣れてきたら少しずつ静止時間を伸ばしてみましょう。1日1秒ずつ記録を伸ばしてみようという気持ちで行うのがおすすめです。

立ったままでも腹筋ができる!「ニーツーエルボー」

さて次は、場所を選ばずどこででもリズムよく、腹筋を鍛えられるトレーニング。しかも立った状態で腹筋運動ができるため特別な運動環境も必要ありません。上体をひねる動作でわき腹を、また、脚を引き上げる動作で下腹を刺激するため、腹筋をまんべんなく引き締められます。

■HowTo
手順1

手順1


肩幅に脚を広げ、両手を頭の横へ。背筋はまっすぐ伸ばしておく。

手順2

手順2


そのまま、上体を大きくひねりながら、片方の肘と反対側の膝がつくように、片脚を持ち上げる。

手順3

手順3


体を一旦元の位置に起こして、反対側の肘と膝をタッチ。

■ポイント
  • 左右交互に動作して10回/1セット、1日2セットを目安に。
  • 上体をしっかりねじり、わき腹が縮まっている感覚をしっかり味わうこと。
  • 1回毎にしっかり元の位置に戻ること。動作がだらだらと流れないように。

場所を選ばない種目ですから、ぜひ今すぐやってみてください。意外なほどに筋肉がしっかりと使われ、同時に良い刺激を感じると思います。そうして今回紹介するトレーニングを続けていけば、徐々に腹筋が鍛えられていきます。すると、いつの間にかニガテだった腹筋のトレーニングがスムーズに行えるようになり、お腹も引き締まって、体にも自信が出てくるようになるはずです。

少しずつで構わないので、積み重ねていくことが大切。これがチャンスだと思って、ぜひ始めてみてください。

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※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。