不満、憂うつ……現状に悩むあなたの視界は? 

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薄暗闇の中ではどこに向かえばいいのかわからない

家と会社の往復だけで、つまらない毎日。家事と子育てに追われて、自分が自分でないような毎日……。このように、現状への不満を抱えて、「これからもずっとこんな日が続くのかも」と暗い気分になってしまう人は、多いと思います。

空の向こうには、「こんな自分でいたい」というゴールがあるのに、目の前の問題がかすみのようにゴールを覆ってしまい、薄暗闇の中にいるような状態。そんななかで地図を開いても、どこに向かえばいいのか、今一つピンと来ないものです。

そこで、たとえ想像であっても、いったんかすみを取り払い、空の向こうにあるゴールを見る体験をお勧めしたいと思います。


タイムマシンで自分の未来を見に行こう! 

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かすみを払ってゴールを見てくるべし

カウンセリングの一手法に、「タイムマシン・クエスチョン」というものがあります。これは、米国の催眠療法家であるミルトン・エリクソンが開発したブリーフセラピー(短期療法)のテクニックの一つです。

たとえば、最も手のかかる1~2歳ごろの子の育児に追われ、心身ともに疲れきっている友人がいるとします。その友人の愚痴を聞いているときに、突然、こんな質問をしてみてください。

「タイムマシンに乗って、今から3年後の自分を見に行ったとするよね。そのとき、あなたはどこで何をしていると思う?」

友人は、キョトンとして笑いだすかもしれません。それでも、「私も一緒にタイムマシンに乗って、一緒に3年後を見てみたい」となどと、根気よく答えを引き出してみてください。相手の脳裏には、ぼんやりでも未来の自分像が目に浮かぶはずです。

「朝、子どもを送り出したら、1時間くらいジムに行ってひと汗流すかな。子どもが帰ってくるまでは、在宅ワークを少し頑張ってるかな」「狭くても庭付きの家を買って、庭でガーデニングやバーベキューをやっているかも」なんて答えるかもしれません。

想像上の答えなら無数のパターンがあるはずなのに、その人はピンポイントでその答えを導きました。まさにこのイメージこそ、その人が進みたいゴールなのです。

家事と育児だけで疲れ切っていた人が、自分の時間や社会とつながる時間を持つ。マイホームを持って、新しい生活を始めている。それを実現したときの自分は、現在とはまったく違うものになっているはずです。ゴールのイメージがしっかり映像として脳裏に焼きついていれば、想定した○年後に実現できる可能性は、今よりも何倍も高くなるはずです。

現状をぐるぐる悩むのではなく、「タイムマシン」を利用して、ゴールを見に行ってみましょう。すると、現状への不満というかすみが取り払われ、進むべきゴールが見えてくるのではないかと思います。

「こんな自分でいたい」というゴールが明確にイメージできたら、次は、どうしたらそれを実行できるのかを考えることが大切。次のページに進みましょう。