共通点から導き出す「帰納法」

グラフや統計から結論をひきだすのは帰納法的考え方

グラフや統計から結論をひきだすのは帰納法的考え方

帰納法は、多くの観察事項(事実)から類似点をまとめ上げることで、結論を引き出すという論法です。理科の実験、科学の分析の方法論と一緒です。

結晶Aは、○○の性質がある。
結晶Bも、○○の性質がある。
結晶Cも、○○の性質がある。
どうやら、ある種の結晶には、必然的に○○の性質がそなわっているようだ。

という具合です。要するに、観察をして共通の事項をくくりだし、議論を一般化させるということをやるのが帰納法です。帰納法では「納得感」が大事です。観察事項が適切でなかったり、少ない観察事項からむりやり結論を引き出そうとすると、「納得感に欠けてしまう」ことがあります。

 ビジネスパーソンの必須ツール「帰納法」

ビジネスの現場では、圧倒的に帰納法がよく使われます。たとえば、このような場面では帰納法的な考え方が応用されています

  • 経営のデータを分析して、その傾向から、戦略を立てる
  • 株価の傾向を分析して、投資の予測を立てる
  • webのアクセスを分析して、顧客の傾向を把握する
  • 商品の売れ行きの統計をとり、マーケティング計画を立案する
  • 優秀なひとの仕事のやり方を研究し、必勝法を編み出す

いずれも
  • データ(観察事項)を一定数集めて、
  • そのなからどういう傾向があるかを見極めて、
  • ビジネス上の提案につなげる

というものです。ビジネスでの提案の論理は、およそ帰納法をつかっていることが多く、ビジネスパーソンにとって必須の論理といえましょう。