見やすいマトリクス表で情報整理を加速させよう!

見やすい情報整理手法:マトリクス表

情報整理にはロジカルシンキングを活用したい

 
情報整理とは何か?

一言でいうと「リサーチなどで得られた情報やデータを、わかりやすく整え、自分が言いたいことをまとめて、相手が理解しやすいような表現に加工する」という一連の流れのこと。この過程でロジカルシンキングが威力を発揮します。

ロジカルシンキングを使って情報を整理すると、分かりやすくシンプルで伝わりやすいものができるようになります。本記事では、ロジカルシンキングの思考法を応用した、情報を整理のツールとして代表的なものを紹介します。
  • ストラクチャー図
  • プロセス図
  • マトリクス表
  • 連関図
別の記事「要点や手順がすぐにわかる情報整理」では、ストラクチャー図、プロセス図を取り上げました。今回は、マトリクス表、連関図について解説します。
 

「マトリクス表」とは?~縦横の軸で簡潔に情報を整理する

マトリクス表というのは、日本語でいうと「行列」にあたります。縦横の軸に情報を並べることによって整理するという手法です。すっきりと簡潔に物事を整理できるので、コンサルタントの資料でよく使われる手法です。

一般的な表も、広い意味でいうとマトリクス表の範疇に入りますが、今回は情報整理の際によく使われる2x2のマトリクス表を取り上げます。
2x2マトリクスの代表例PPM

2x2マトリクス表の代表例PPM


2x2マトリクス表で最も有名なものがPPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)です。市場シェアを横軸に市場成長率を縦軸にとり、対象となる事業を4つの象限に分けて分析するものです。4つの象限ごとに特徴が違うため、有効な打ち手につながります。よく使われるマトリクス表としては、次のような例があります。
 
  • 重要度x緊急度マトリクス・・・仕事やタスクの優先順位づけを行う
  • 費用x効果マトリクス・・・施策や解決策の優先順位づけを行う
  • アンゾフのマトリクス・・・事業拡大の戦略について整理する
  • WILLxSKILLマトリクス・・・やる気・能力で分け、人との関わりを整理する

マトリクス表は上記に上げたもの以外にも、縦横の軸を自分で設定することで、オリジナルのマトリクス表を作ることができます。マトリクス表の作成手順は次のとおりです。
 
  1. 縦、横の軸を決めます。
  2. このとき、縦軸と横軸に相関性のあるものを置くと意味の薄いマトリクス表になっています。
  3. 4マスそれぞれの象限にネーミングをします。それぞれの象限に特徴がある意味付けができれば、有用な分類になっています。象限に意味付けができなければ縦横の軸を再考する必要があるでしょう。

マトリクス表は2x2が一般的。3x3のマトリクス表が使われることもありますが、複雑になるため、一見しての理解が難しくなります。4x4以上はNGです。
 

「連関図」で物事の関連性を分かりやすく示す

連関図は、物事の関連性を図解にしたものです。

丸や四角のボックスを矢印でつなぎ、それぞれのボックスの関連性を示します。視覚的に関連性がわかるので、言葉で説明するよりも理解が容易になります。
コーザリティ分析で悪循環の原因をつきとめる

コーザリティ分析で悪循環の原因をつきとめる


連関図の代表的な例としては、コーザリティ分析があります。コーザリティ分析とは、原因と結果の因果関係を図解していくことで、問題の原因がどこにあるのかを突き止める方法です。悪循環・好循環のさまを示した図といってもいいかもしれません。
 
  1. まず、現象をすべて書き出します。例図でいえば「朝起きることが難しい」「太る」「深酒」などです。
  2. これらの現象の間の因果関係や関連性を考えます。矢印でつなぎながら、原因と結果の関係になっていそうなところを矢印でつないでいきます。
  3. 原因と結果の矢印に飛躍があれば、その間になにか別の現象がないかどうか考察していきます。
  4. 2~3を繰り返しながら深堀りをしていきます。

コーザリティ分析は、見た目もわかりやすく取っ付きやすいのですが、落とし穴もあります。それは、原因として挙げるものが思いつきで抜け漏れだらけになってしまい、部分的な分析になりがちということ。網羅的に分析するにMECE(ミーシー)などの思考法と併用して、抜け漏れがないか自己チェックするということも大事です。

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