ママの約半数が育児ノイローゼ!?
夜の悩みはツイッターで!?
――育児ノイローゼに関する実態調査で、ママの約半数が「育児ノイローゼだと感じたことがある」「そのうち約半数が夫に相談する」という結果がでているそうです。するとやはり大事なのは顔の見えないツイッターではなく、face to face の対面関係であるような気がしますが……。
そうともいえないと思います。自分自身の経験からすると、ツイッターは広い視点から自分の状況を俯瞰することもができるのですよ。
「もしかしたらこんな状況は自分だけかも」という孤独感が一番辛いことではないでしょうか。
それが、ママ達の心のつぶやきを通じて「いまの状況が自分ひとりじゃない」と分かるだけでずいぶんとほっとすることができると、ママ達への取材でも聞かれました。
現在では以前と違って、ママさんの出身地も多岐にわたりますし、出産年齢やバックグラウンドも昔ほど一様ではありません。同じ年齢や状況で子供を作るわけではない、ということは、同じ状況の人が回りにいないことが多い時代です。
そんな時に、ツイッターは、同じ状況の人を比較的簡単に見つけることができます。さらに、ツイッターには文字にすることでさらに自分を客観視できるという利点もあります。
7つのストレスコーピング術
――もう少し、ストレスコーピング術について詳しく教えてください。
先ほど、
1. 一人で全てを抱えこまない
2. 相談上手になり、問題が小さなうちに誰かに相談したり、悩みを打ち明ける
といった、2つのストレスコーピング術についてはお伝えしました。
その他に、
3. 完璧主義を捨てる
4. 時間の詰め込みすぎに注意する
5. 目標の立て方、時間の考え方を少しユルめに設定する習慣付けをする
6. マイナス経験も、プラスに捉えられるように、始点の切り替えができるようにする
7. 評価上手になり、自分にも、他人にも厳しくなりすぎずに少し甘めに評価の設定をする
ということがあります。どれも難しいことではありません。これらの、7つのコーピング技術を生活の中に取り入れていただいて、どうしても孤立しがちな産後からはじまる長い子育て期をみんなでのりきることができたら良いと思います。
また、ちゃんと眠ることもストレスを軽減することに大いに役立ちますので、パートナーに協力を得ながらしっかりママも熟睡できるような日を作ってもらったり、たまには一人で外出してリフレッシュできる時間を作ってもらうなどして、できるだけストレスが大きくなりすぎないような工夫をしていきたいものですね。
■参考書籍