「瓦煎餅」と「文楽人形焼」

神楽坂せんべい

「神楽坂せんべい」(2枚入90円)。神楽坂の焼印が押された神楽坂店限定品

さて、いよいよ本題、亀井堂のルーツ「瓦煎餅」と名物の「文楽人形焼」です。どちらも材料と配合はカステラに似て、小麦粉と砂糖、卵と蜂蜜で作ります。

西暦せんべい

「西暦せんべい」(2枚入90円)。創業時の1890年から毎年その年の西暦を入れている

「瓦煎餅」は、バリンというほど固くはなく、かといってサックリとも違う適度な歯応え。口に含むと柔らかく溶け、カステラ生地独特の卵の香りと香ばしい甘さが広がり、ノスタルジアを誘います。上野寛永寺の葵のご紋入りの「小瓦」、ややソフトな「古代瓦」、カラリと揚げたそら豆入りの「フライビーンズ」など様々な種類がありますが、私が特に好きなものは「西暦せんべい」。レトロなデザインにも、バニラとミルクが香るハイカラな味にも、いとおしさを覚えます。

文楽人形焼

「文楽人形焼」(8個袋入り600円ほか)

文楽人形の頭をかたどったカステラ饅頭「文楽人形焼」は、しっとりとした甘さのカステラ生地にこし餡が入ったもの。優しい味もさることながら、文楽人形焼の大きな魅力は、その意匠。全8種類の人形の顔がよくできていて、視線が外せないほどの存在感があります。

半自動の機械

2階の工場には、瓦煎餅と人形焼を焼く、半自動の機械と古い手焼きの型、焼き印などがズラリ

日が経ったものは、オーブントースターで軽く温めるのがおすすめ。餡がゆるんでトロトロ熱々になり、生地表面がカリッとするくらいが目安です。香ばしさが前に出て、甘さがあっさりと感じられます。

動物焼

あんなしの人形焼「動物焼」(1箱240円)。上野動物園にちなみ、パンダも入る

亀井堂のお菓子やパンはどれも、気取らず親しみやすいものばかり。子どもの頃のおやつのように、優しく懐かしく、飽きの来ない味わいです。

お菓子やパンを生み出す職人さんを「宝です」と倉木さん。その思いを職人さんが受け止め、心を込めたお菓子やパン作りへと繋がり、評判を呼ぶ名物が生まれる。愛情の連鎖が生むお菓子やパンは、温もりに満ちています。

<店舗情報>
■「神楽坂亀井堂」
東京都新宿区神楽坂6-39 亀井堂ビル1階
TEL:03-3269-0480
営業時間:8:30~19:00(月~金)
9:30~18:00(土)
定休日:日・祝日
東京メトロ東西線神楽坂駅よりすぐ
地図:Yahoo!地図情報


■All Aboutで「毎月の家計」について、アンケートを実施中です!
回答いただいた内容をAll About記事企画の参考にさせていただきます
※毎月5名の方にAmazonギフト券1000円分をプレゼント

「毎月の家計についてのアンケート」に回答する


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。