先輩や上司など、苦手な年上との話し方

 
苦手な先輩や上司との上手な話し方

苦手な先輩や上司との上手な話し方


職場では特に、年上の人から教えてもらうこと、引き立ててもらうことが重要になります。

「誠実さ」「ヤル気」が伝わるコミュニケーションを心がけましょう。

■アイコンタクト・視線をしっかり合わせる
まずはしっかりとアイコンタクトをとることからはじめます。専門家の研究によると、視線は好意、魅力、能力、信頼性、支配性などに影響を与えるそうです。

苦手意識がある人のほうを見ないようにする、目をそらしがちにする傾向がある人は、意識して目を合わせるところからはじめましょう。より好印象にするためには、口を閉じて口角を少し上がるようにすること、目と鼻に少し力を入れて眼力を出すようにすることもお勧めです。

私たちは顔の特徴や表情からも、相手の性格特性を類推しています。それが当たるのは54%程度といわれていますが、印象のパワーに惑わされることもわかっています。ぜひ一度、ヤル気の伝わる表情を鏡の前で練習してみてください。

■質問と報告とお礼のサイクルを回す
職場のコミュニケーションの回数は、仕事をするうえでの協力に影響するという調査結果があります。長い時間話すよりも、回数が多くなるような話し方がよいでしょう。

お勧めの話題は、仕事に関連した質問とお礼。「質問→報告とお礼」というサイクルを回すのがよいでしょう。

■会社の年上の人との会話例

「将来、○○さんのような仕事をするために、今勉強しておいたほうがいいことがあったら教えてください」

上司「そうだなぁ、○○関連の本は読んでおいたほうがいいんじゃないか」
(後日)

「先日は○○関連の本の情報をいただきありがとうございました。早速読んで××をしてみたところ、手応えを感じることができました。ありがとうございました!」


■YESかNOでは答えられない質問をする
仕事に関連する、YESかNOでは答えられない質問を考えましょう。相手の迷惑にならないタイミングを見計らうこと、後日お礼を伝えるのも忘れずに。

「○○さんは、自信をなくしたときに、どうやって気持ちの切り替えをしましたか?」

「効率的な仕事の進め方がないか見直しているのですが、○○さんから見た改善ポイントがあれば、お手すきのときでいいので教えていただけませんか」
 

ご近所での年上の人との話し方

 近所の人とのコミュニケーションはトラブル防止やイザというときに協力し合えるような関係を目指すのが基本。人の好さや常識的な考えの持ち主であることが伝わるコミュニケーションがよいでしょう。

■まずは会釈から
いきなり声をかけるのは恥ずかしい。今まで挨拶をしたことがないので急にしはじめるのも難しい……。そんな人は「微笑」と「会釈」からはじめましょう。微笑みは印象だけでなく信頼度にも影響を与えます。ぜひやってみてください。

会釈し合う関係ができている人は「おはようございます」「こんにちは」といった挨拶を、それもできている人は「今日はあいにくのお天気ですね」「寒くなりましたね」といった、挨拶プラスワンの一言を付け加えます。

■挨拶に親しみやすい一言を添える
近所の人とのコミュニケーションは、お互い声をかけやすい状態にすることが当面のゴール。挨拶プラス一言をにこやかに行えればよいでしょう。
お勧めの話題は、天気と季節の話題です。近所に新しくスーパーや飲食店ができた、閉店したといった地域ならではのトピックもよいでしょう。

■ご近所の年上の人との会話例

「おはようございます。すっかり秋らしくなりましたね」

ご近所の人「そうですね。朝晩は冷えますよね」

 

「今日も着ていくものを何にするか迷いました。お互い体調を崩さないように気をつけましょう」


■地域のネタを話題にする
地域ネタはお勧めです。近所であったことなどで、悪口にならないようなトピックがあればぜひ。

「今度、駅前に新しくできたイタリアンは美味しそうですね。もう行かれましたか?」

「今年も小学校の新入生たちが目につく季節になりましたね。まるでランドセルが歩いているみたいで可愛いですね」

 

趣味やコミュニティでの年上との話し方

柔軟なコメントがポイント

柔軟なコメントがポイント


趣味関連のコミュニティの場合、居心地のよい場所にすることがねらいになります。自分が新たに加わる側ならば、既にいる人たちに「壁を作る気はありません」ということが伝わるように話しかける、新たな人を迎える側なら「排除する気はありません」ということが伝わるように話しかけましょう。

■こだわりゆえの対立に注意
好きなものが一緒であるという大きな共通点があるので話題づくりは難しくありません。こだわりが過ぎて意見が対立しないように注意しましょう。好きなもの、良いと思うものの違いは、対人認知や印象形成にも影響を与えます。柔軟なコメントが基本。

■頻度についての質問が無難
共通の趣味の話題はたくさんありますが、相手の技量をはかるような質問を最初にするのはやめたほうがよいかもしれません。お勧めなのは、頻度についての話題。どのくらいの時間を趣味に費やしているかといった質問からはじめるのがよいでしょう。

■共通の趣味を持つ年上の人との会話例

「ゴルフはどのくらいのペースでラウンドされるんですか」

「以前は週1を目標にしていたのですが、今は月1ゴルファーで、のんびりやっています」
 

■相手にとって答えやすい話題を
キャリアや腕前を直接質問するよりは、多少のボカしをいれた質問にしたほうがスマートです。

「ハマったきっかけはなんですか」

「本格的にやりはじめたのはいつ頃からですか」
 

年上の人に苦手意識を乗り越えてコミュニケーションをとるべき理由

私たちは事前情報、外見、ちょっとした振る舞いなどから他者に好意や嫌悪感を抱きます。その感情は、言葉を交わさなくても、無意識のうちに目線、表情といった非言語コミュニケーションによって対象となる人や周囲の人に伝わります。
「年上の人はなんとなく苦手」という人は少なくありません。しかしその苦手意識は、知らず知らずのうちに発する非言語コミュニケーションなどによって伝わり、年上の相手からも残念な態度を引き出してしまいます。
皆さんも肌でなんとなく感じていると思いますが、コミュニケーションには返報性があります。好意的なコミュニケーションには好意的なコミュニュケーションが返ってきます。苦手意識から生まれる無愛想なコミュニケーションには、やはり同じようなコミュニケーションが返ってきます。
「別に年上が苦手ではない」と思っている人にも、ぜひ自分から話しかけることを心がけてほしいと思います。

コミュニケーションをとらないでいると、「嫌われているのでは?」「なんとなくイヤな感じがする」といったネガティブな感情が生じてしまうことがあります。これらの残念な雰囲気も、ひとことふたこと会話を交わすだけで、和ませることができるのです。 

先輩との話し方! 敬語はどうするか問題

敬語を使うか迷ったときは使う

迷ったときは敬語で!

先輩ではあるけれど同じポジションであったり、先輩ではあるけれど年下であったり。どのように話してよいか迷うケースもあると思います。

関係やシチュエーションなどによって正解は変わりますが、判断に迷った場合には「先輩には礼儀を尽くす」「敬語を使う」という2点を思い出すようにしてください。極端にへりくだる必要はありませんが、親しくなった場合でも、折に触れて敬意を表すのはよい方法です。

年上の人や先輩と話すということは、トラブルを未然に防ぐ、チャンスを掴むといったメリットもあります。人としても幅が広がるかと思いますので、苦手意識のある方もぜひ挑戦してみてください。

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