昔はOKだった発言が、大問題に発展してしまうこともある昨今。うっかり失言をしてしまうことは、誰にでもあり得ます。不適切な発言をしてしまった場合には、どのように謝罪をすればいいのか。対処のポイントを確認しておきましょう。
うっかり失言はその後の対処が重要

うっかり失言はその後の対処が重要

「そのくらい……」では済まされない時代の対処とは

「モラルハラスメント」「容姿に関するからかい」「女性蔑視」など、人を傷つけるような発言に対しては、厳しい指摘がされる世の中になりました。こういった失言への批判は、ヒステリックに見えるケースもありますが、もはや認識のズレでは済まされない時代になりました。「何もそのくらいで……」と思う人もそろそろ常識をアップデートしたほうがよいでしょう。

昔は許された発言についても注意が必要です。何がOKで何がNGかというのは、時代と共に変わってきています。過渡期では、誰もがうっかり失言をしてしまう可能性があります。他人事だと思わず、十分気をつけるようにしましょう。認識のズレを放置しておくと、今後も重大な問題を起こしてしまうかもしれません。

万が一失言をしてしまった場合には、謙虚に認識を改めましょう。傷つけてしまった人に対しては、速やかに謝罪するのも大切です。このとき気をつけたいポイントは4つあります。
 

失言を謝罪する4つのポイント

失言での謝罪では「本当に悪いと思っているのか」「反省しているのか」といったことが見られます。特に気をつけたいポイントを4つご紹介しますので、参考にしてください。
 

【ポイント1】自分の言葉で具体的に謝罪する

「失言についてお詫び申し上げます」といった、ざっくりとしたお詫びの仕方では、表面的な謝罪と受け止められてしまいます。

自分の発言が間違っていたこと、人を不快にしてしまったことなどに触れ、自分に過失があったことを言葉にして伝えましょう。よくある定型の謝罪フレーズでは気持ちが届きにくいものです。できるだけ自分の言葉で、何がどう悪かったのかまで言及できるよう、事前に準備してから臨むのがおすすめです
 

【ポイント2】状況説明は控えめにする

失言をしてしまった経緯や、前後の文脈に触れて「誤解を解きたい」「事情を説明したい」という気持ちがあると思います。しかし、そんなつもりはなかったという気持ちや、どうしてそんな発言をしてしまったのかという状況説明は、できるだけ控えめにします。「弁解」「釈明」だと受け止められやすい状況だということを知っておきましょう。
 

【ポイント3】表情や声などの非言語コミュニケーションに気をつける

言葉では謝っていても、表情・声のトーン・しぐさなどの非言語コミュニケーションで反省していないように見えることがあります。こういったケースでは、言葉で伝えていることよりも、表情などの非言語部分が本音だと解釈されます。

例)
丁寧な言葉で謝罪+反省していないような表情
→本音では反省していないと解釈される可能性がある
 
謝罪をするときは、恥ずかしさや気まずさなど、さまざまな感情で頭を下げると思います。そのため、気づかぬうちに思わぬ表情をしてしまうことがあります。心から反省をしているのか見極められていることを忘れないようにし、声のトーンや表情にも気をつけてください。多くの人の前で謝罪しなければならない場合、更に緊張が加わります。謝罪する前に、鏡の前で表情を確認しながら予行演習をしておくとよいでしょう。
 

【ポイント4】今後の対処について話す

単に反省の気持ちを述べるだけでなく、今後、どのように改善していくかについても言及します。再発防止のためにどんなことをするのか。想いだけではなく、具体的なプランを考えてから謝罪に臨んでください。このあたりをいい加減にしてしまうと、表面的な謝罪だったと思われてしまうことがあります。
 
謝罪を求められたときに「なんでわざわざ謝罪しなければならないんだ」「神経質になり過ぎ」「そんなに気にしていたら何もしゃべれない」といった気持ちになった人は、もしかすると認識のズレに気をつけた方がいいかもしれません。
 

タイプ別! 認識がズレているかもしれない人へのヒント

意識して失言を減らそう

意識して失言を減らそう

「このぐらいは大丈夫だろう」といった認識のズレがあると、失言を繰り返してしまうリスクが高くなります。自覚がある人は、タイプ別の注意点を確認しておきましょう。
 
(1)サービス精神で言い過ぎてしまうタイプ
悪気はなく、場を盛り上げようとして言い過ぎてしまうタイプです。このタイプの人は、その場にいない誰かを下げることで、場にいる人を持ち上げようとします。サービスのつもりかもしれませんが、誰かを傷つける可能性のある言動には十分気をつけましょう。

最近では、この手の発言に不快感を持つ人も増えてきましたので、もはやリップサービスとは思ってはいけません。場にいる人を気持ち良くしたいのであれば、誰かを下げるような発言ではなく、目の前の人たちを褒めるようにしましょう。

笑いを期待して失言をする人もいます。人を悪く言うのは、もはやユーモアとは認められません。言いたくなった場合には、自虐ネタを使うようにしてはいかがでしょうか。
 
(2)常識がアップデートされていないタイプ
「男は多少口が悪くてもあたりまえ」「昔は誰もこうやって育てられてきた」「鍛えるのも仕事のうち」など、古い考えを引きずっているせいで失言をしている人もいます。

昭和の感覚なのかもしれませんが、平成も終わり、時代は令和になりました。他者への配慮があたりまえに求められる時代であることに、そろそろ慣れましょう。基準としては、自分が言われて嫌なこと、家族に言われて嫌なことなど、口に出さないというところから始めるのがよいと思います。

苦手だとは思いますが、想像力を働かせて、人を傷つけるような言い回しを控えるのが、大失敗を防ぐための急務です。「この発言はどうかな」と思ったものは言わない。これを習慣にしていきましょう。
 
(3)自分は許されると思ってしまう権力者タイプ
自分の立場なら、このくらいは大丈夫。そんな奢りが通用したのも、一昔前までです。忖度してくれる人はまだいるかもしれませんが、おかしいと気づき、指摘する人は今後増えていくでしょう。立場が上だから大丈夫という価値観は、もはや昔のものとなりました。現在は立場が上の人ほど、配慮ある正しい発言が求められます

自分で気づくのは難しいと思いますので、さりげなく教えてくれる人のアドバイスを謙虚に受け止めましょう。うっかり失言してしまったときには認識を改め、速やかに謝るのも忘れずに。

配慮を忘れないようにしていても、うっかり失言してしまう。これは誰にでもあるミスです。「これくらいで……」と思うかもしれませんが、やってしまった場合には、自分を正当化せずに、認識を改めるのが大切です。そんな気持ちでいることが、万が一のときにも被害を最小にする一番のポイントだといえるでしょう。

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