晩婚・高齢出産のライフプランと家計で注意すべきこと

人生は不安に思うものではなく、どのように人生を送りたいかを考えることが大切

人生は不安に思うものではなく、どのように人生を送りたいかを考えることが大切

実際のFP相談の中でも、山本さん夫婦のように、夫が40歳代で1人目のお子さまが生まれるというケースは少なくありません。ほとんどの方が、「生活水準はどのくらいが適切なのか?」「子どもの教育費はどのくらいかかるのか?」「私たちでも住宅を購入することができるのか? できないとしたら、どのくらいの家賃が適切か?」「老後の資金はどのくらい準備すれば良いのか?」という、日常の家計に加えて、住宅・教育・老後という人生の三大支出を同時に考える必要があり、頭が混乱してしまうと同時に、うまく整理できず、将来への不安が一層膨らんでしまいます。

■「いくらかかるか?」ではなく、「いくらかけるか?」を考える!
相談内容をまとめると「生活費の水準はいくらが適切か?」「住まいはいくらが適切か?」「教育費はいくらかかるか?」「老後にかかる費用はいくらか?」という質問になります。

人生に家計簿があると考えると、「人生の収支」=「人生で入ってくるお金」-「人生で出ていくお金」になります。不安なく人生を送るためには、一生涯を終えた段階で人生収支が最終的にプラスになるように、プランを作る必要があります。

「人生で入ってくるお金」は、働くことによって得られる賃金、年金、資産運用によって得られる収益などです。「人生で出ていくお金」は、基本生活費に余暇などを加味した生活費用、住まいにかかるお金、子どもの教育費、老後にかかる費用です。

「生活水準はどのくらいが適切か?」を考える場合、他の住宅費用、教育費用、老後費用をどのくらいかけるか、ということを考えなければなりません。また、「住宅費用はどのくらいが適切か?」を考える場合、今度は、生活水準をどのくらいにするか、決めなければなりません。

結局のところ、「いくらかかるか?」「いくらが適切か?」ではなく、「いくらかけるか?」を考えなければ先に進まないのです。

■「生活費用」「教育費用」「住居費用」「老後費用」はバランスが大事!
「いくらかけるか?」を先に考えた場合、人生で入ってくるお金は限られていますので、「生活費用」「教育費用」「住居費用」「老後費用」のバランスを取ることが大切です。「今の生活水準を落としたくないし、広くて都心のマンションを買いたいし、子どもの教育にはお金をかけたい、老後もお金に不自由なく暮らしたい……」理想の人生かもしれませんが、現実は残念ながらそんなに甘くありません。それかを優先させてお金をかけるならば、どれかは妥協しなければならないかもしれません。

バランスは頭の中で考えるだけでは、答えを見つけることはできません。そこでおすすめするのは、ライフプランとマネープランをしっかり作成することです。ライフプランとマネープランを作ることは、晩婚・高齢出産の夫婦に限ったことではありませんが、晩婚・高齢出産の夫婦の場合、定年までのリミットが短く、一度に考えるべき人生の支出項目が多いので、ノープランでは危険です。しっかりと、ライフプランとマネープランを立てることは、安心した人生を送るためには必須です。
●参考コラム:家計の「見える化」で安心マネープラン

■夫婦で家計管理
晩婚・高齢出産の共働きの場合、生活費はきちんと分担していても、夫婦別会計というケースは、意外と多いです。今までは、生活費を分担して、残りは自由にしていても、ある程度の貯金はできたかもしれません。けれども、これからは、マネープランを達成するためにしっかりと家計管理をする必要が出てきます。家計管理は、望むライフプラン実現するために、収入と支出、貯蓄を管理していくことです。

将来の不安を解消するためには、しっかりとしたライフプランとマネープランを立て、それを実現するために夫婦で協力して家計管理をすることが大切です。


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