新婚カップル
これからの人生、どのくらいお金がかかるの?
新婚ご夫婦からの相談で、「家も買いたい、子どもも欲しい、でも私たちの収入で本当にやっていけるの?」、こんな内容のご相談を多く頂きます。そこで今回は、そんな不安を解消するためのライフプランの考え方を解説します。


【記事のインデックス】
子ども一人にかかる教育費は?……1P目
住宅購入者の平均像は?……1P目
老後にかかる費用は?……2P目
人生の3大資金だけではない、ライフイベントにかかるお金……2P目
共働き夫婦の生涯賃金は?……3P目
人生のライフイベントをクリアするためのダンドリ……4P目

マイホーム・子育て・老後、
人生の3大支出にかかるお金は?

人生に必要なお金を考えるとき、「人生の3大支出」という言葉が使われますが、皆さんはご存知でしょうか? 人生の3大支出とは、「教育資金」「住宅資金」「老後資金」の3つをいいます。もちろん、全ての人に人生の3大支出が必要という訳ではありませんが、人生の3大支出にどのくらいかかるかを見てみましょう。

子ども一人にかかる教育費は?

子ども一人にかかる教育費はどのくらいでしょうか? 文部科学省「平成18年子どもの学習費調査」より、幼稚園(2年間)から高校までの公立・私立コース別の教育費の合計を下の表にまとめてみました。幼稚園から高校までオール公立の場合は548.5万円、オール私立の場合は1,625.6万円で、その差約1,077万円です。ここでいう、教育費には、学校教育費(授業料や教科書代など)、学校給食費、学校外活動費(塾や習い事など)が含まれます。

<幼稚園(2年間)から高校までのコース別教育費>
幼稚園(2年)から高校までのコース別教育費
※文部科学省「平成18年子どもの学習費調査」より、ガイド平野が作成

次に大学にかかる費用です。日本学生支援機構「平成18年度学生生活調査」からの引用データで、下表は、大学4年間の学生生活費(授業料やその他の活動)に対して親が負担している金額を表したものです。学生になるとアルバイトをして授業料の補填をしたり、奨学金制度を利用する場合もありますので、全てを親が負担するとなると、実際の金額はもう少し多くなります。

<学生生活(4年間)にかかる親からの給付額>
学生生活(4年間)にかかる親からの給付額
※日本学生支援機構「平成18年度学生生活調査」より、
ガイド平野が作成

子ども一人当たりの教育費は、幼稚園から大学までオール公立の場合は約830万円、標準的な中学校まで公立で、高校から私立の場合は約1,226万円、幼稚園から大学までオール私立の場合はなんと2,145.6万円です。子ども2人を中学校まで公立で高校から私立に通わせた場合、約2,500万円というお金がかかります。この金額をみると、教育費って思った以上にかかることがわかります。(関連コラム「子育て費用、どう準備する」)

住宅購入者の平均像は?

次は住宅資金についてです。住宅支援機構「平成19年度フラット35利用者調査」からマイホーム(マンション)購入者の平均像を見てみましょう。
●マンション購入の場合
・平均購入年齢37.9歳
・平均購入価格3,739万円(手持金947万円、借入金2,792万円)
・借入金の総支払額4,512万円(金利3.0%、期間35年、元利金等返済、毎月の返済額107,450円)
・購入諸費用187万円(購入価格の5%とする)
・維持費(固定資産税、管理費等、修繕積立金)875万円(年間25万円として35年分を計上)
マンション購入と維持にかかる費用は、947万円(手持金)+4,513万円(借入金の総支払額)+187万円(諸費用)+維持費875万円=6,522万円と見積もることができます。

購入した物件の価格3,739万円に対し、それ以外にかかる費用が2,783万円となり、マイホームを購入すると予想以上にお金がかかるので注意が必要です。

●賃貸を続けた場合でも……
住宅を購入せずに賃貸を続ける場合でも、子どもの人数や成長具合に合わせて、借りる場所を広くしたり狭くしたりする必要があり、何回か引越しをすることになります。また、一生賃貸で家賃を払い続けることを考えると、住宅を購入する場合と同じくらいの住居費を見込んでおく必要があります。賃貸がトクか購入がトクかは、「賃貸vs購入!?どうする2人の住まい」をご参照ください。

続いて衝撃の老後にかかる費用は、いくら?