共働き夫婦の生涯賃金は?

共働き夫婦
共働きなら人生の選択肢が増える
人生のライフイベントにかかるお金が2億円以上と聞くと、ほとんどの人が、「そんな大金、準備できない」と思われるかもしれません。ところで皆さんは、会社に入って定年退職するまでに貰える給料の総額(生涯賃金)がどのくらいになるか考えてみたことはありますか?

■大卒・院卒の共働き夫婦の生涯賃金は約5.5億円!
下表は、「ユースフル労働統計2008」(労働政策研究・研修機構)から、退職金を除いた生涯賃金を男女別・学歴別に表したものです。この表で、標準労働者とは、新規学卒から60歳定年までに同一企業で働き続けた労働者をいい、それ以外を一般労働者といいます。

男性で大卒・院卒の標準労働者の生涯賃金は2億9,450万円で約3億円です。女性の場合、大卒・院卒で約2.5億円、高専・短大卒で2.2億円です。もちろん、給料体系は会社ごとに違いますし、最近は、終身雇用制の崩壊や能力給が導入され、統計数値の通りにはいかないかもしれません。ただ、学校を卒業してから定年まで働くと、意外と大きな金額が家計に入ってくるのです。この他の収入として、退職金や年金が別途入ってきます。(関連コラム「いくら貰えるの!?共働き夫婦の年金」)

<退職金を除いた定年までの生涯賃金>
退職金を除いた定年までの生涯賃金
※労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2008」より

■共働きは、人生の選択肢が増える!
そうはいっても、上記の生涯賃金は、額面で税金や社会保険料等の控除が考慮されていませんので、夫一人の収入で、人生の3大支出(子ども2人、マンション購入、老後資金)をクリアするためには、家計がかなり厳しくなることが予想されます。例えば、夫・大卒、妻・短大卒で、定年まで共働きを続けた場合、2人の生涯賃金の合計は約5億円になります。夫婦共働きを前提に家計をやりくりすれば、人生の3大支出に加えて、さまざまなライフイベントの選択肢が増えそうです。これからの標準的な家庭の姿は、「共働き」になるかもしれません。

支出と収入がわかったら、次にすることは?