マンション
家賃と同じ位の住宅ローン返済額なら、借りているより買った方がトクなのかな?
シリーズ「どうする2人の住まい」の第3回目です。今回のテーマは、「住宅を購入するか、それとも賃貸にするか?」です。マネー誌や住宅情報誌などで、よく取り上げられるテーマですね。DINKSカップルに限らず、「購入vs賃貸」は、常に関心のある事項なのでしょう。

この記事では、世間で一般的に言われている「購入vs賃貸」の議論をもう一度じっくり見直すと同時に、「DINKSカップルにとってどう考えたら良いのか?」という視点を加えて、前編と後編に分けて書きたいと思います。それでは、最後までお付き合いください!

【記事のインデックス】
(前編)
DINKSの持ち家率は?……1P目
購入vs賃貸、年間の支払額の推移を比較!……2P目
購入vs賃貸、生涯の住居費の累計を比較!……3P目
(後編)
購入vs賃貸、メリット・デメリットを比較!
DINKSにとっての購入と賃貸とは?
2人の老後の住まいをどう確保する?
「一生賃貸」という選択肢も!

※シリーズ「どうする2人の住まい」
第1回「本当に今が買い時?どうする2人の住まい」
第2回「都会派vs郊外派?どうする2人の住まい」


DINKSの持ち家率は?

「DINKSのためのマネープラン」ガイドサイトで、「DINKSの2人の住まいは、どうする?」というテーマで、「あなたの一票」の投票を行いました。その投票結果は、以下の通りでした。

<DINKSの2人の住まいは、どうする?>
あなたの一票
※「あなたの一票」に投票して下さった方、ありがとうございました!

投票結果から、「都心の便利なマンションに住みたい」と「少し都心から離れていても、一戸建てを買いたい」という「購入派」が72%、「持ち家にこだわらないので、一生賃貸でもいい」という「賃貸派」が18%でした。「いずれは、田舎か海外に住みたい」という10%を除いて考えてみると、約8割の方が「購入派」、約2割の方が「賃貸派」ということになります。

では、実際のDINKSの持ち家率は、どのくらいでしょうか? 「平成16年全国消費実態調査」(総務省)から、夫の年齢階級別の持ち家率と年収について調べ、DINKS世帯と他の全世帯との比較をグラフと表にしてみました。

<夫年齢階級別の持ち家率・年収の比較>
夫年齢階級別の持ち家率・年収の比較
 

<夫年齢階級別の持ち家率・年収の比較>
夫年齢階級別の持ち家率・年収の比較
※「平成16年全国消費実態調査」(総務省)より、ガイドが作成。
全世帯の60歳以上の持ち家率・年収額は、調査結果よりガイドが算出。

■30代・40代でDINKSの持ち家率は低い!
住宅購入時期と言われる30代・40代の持ち家率と世帯年収をDINKS世帯と他の全世帯で比較してみます。持ち家率は、DINKS世帯で30代(38.2%)、40代(72.4%)で、他の全世帯の30代(60.3%)、40代(84.0%)となっています。一方、世帯年収の平均を比較してみると、DINKS世帯は30代(730万円)、40代(848万円)で、他の全世帯の30代(682万円)と40代(844万円)となっています。30代・40代のDINKS世帯は、他の全世帯と比較して世帯年収が高いにもかかわらず、持ち家率が低いことが分かります。

■30代・40代の住宅購入の決め手は、子ども!
更に50代、60代以上を見ると、持ち家率は、DINKS世帯でも他の全世帯でも80%以上となり、両者の差は、ほとんどなくなります。この調査結果から、住宅購入時期である、30代・40代は、DINKS世帯の方が全世帯平均に比べ年収が高いものの、あまり住宅購入にはこだわっていないと言えます。また、30代の場合、住宅購入の最大の判断基準は、子どもの有無であると推測できます。皆さんは、この調査結果をご覧になられて、どう感じられましたか?

購入と賃貸、どっちがおトク? 次ページでは、費用を比較します