代表的なシチリア菓子
■カンノーロ(複数形がカンノーリ)筒型に丸めて揚げた生地にリコッタクリームを詰めたお菓子。本場モノは羊のリコッタクリームを使います。衝撃的に甘いけど病みつきになる危険な一品。
■カッサータ
こちらもリコッタクリームを使った激甘お菓子。ドライフルーツの砂糖漬けを華やかに飾ったものから、手のひらサイズのものまで多種多様。シチリアのエトナ山麓ブロンテが産地のピスタチオを使って周囲を緑色にします。
■ジェラート
日本でもよく知られたイタリアンジェラートも、実は発祥はシチリア!と言われています。アラブ人がエトナ山の雪を利用して作ったのが始まりとか。シチリアでジェラートを食べないなんて、それこそ何しに来たんだ。くらいのお話。ぜひ各街の美味しいジェラート屋さんで街一番の味を! ちなみに、本場流はパンにはさんで食べます。
■グラニータ
イタリア風のかき氷のこと。シチリアでは、特に東岸(メッシーナなど)が美味しいと言われています。エスプレッソのグラニータに生クリームをたっぷりのせたのは、シチリアの夏の朝食の定番です。
シチリアのまわり方
シチリア島は、島と言ってもその面積は広く、四国よりやや大きく、九州の約6割の大きさがあります。西岸のパレルモから東岸のカターニャまで、車で約3時間の距離。基本的なまわり方は以下の3パターンです。■シチリア全土をライトにまわる周遊パターン
日本からのツアーでもよくあるタイプで、パレルモ・アグリジェント・シラクーサ・カターニャ・タオルミーナといった人気の都市をめぐるパターン。ほとんどが1~2泊ずつホテルを変えて周遊していきますので、シチリア全体を見渡すことができます。
■東岸集中パターン
東岸の代表都市カターニャをアクセス拠点として、タオルミーナ、シラクーサを訪れるパターン。
■西岸集中パターン
西岸の州都パレルモを拠点にしたパターン。塩田があるトラパニや遺跡の街アグリジェントも日帰り圏内です。
もちろん、このパターンばかりではありません。パレルモに入り、西岸を楽しんだ後、タオルミーナでリゾートしたり、シラクーサを拠点にしてシチリアン・バロックの街モディカ・ノート・ラグーザまで足を延ばしたり、もしくは、レンタカーを借りて気ままに一周したり。
さらには世界遺産のエオリア諸島やマグロ漁で知られるファビニャーナ島、アルマーニの別荘があるパンテレリア島など周辺に浮かぶ島まで足を延ばすのもオツ! まずは、どの街に行きたいかを決めてアクセスルートを構成するのがオススメです。