シチリア島とは
南北に長いイタリア最南端の島・シチリア。この島は、全体が「シチリア州」として、イタリア20州のうちのひとつに数えられています。イタリア20州のうち最大の州であり、地中海に浮かぶ最大の島でもあるシチリア島は、温暖な気候、イタリアのどこにも見られない独特の文化、そしてグルメ……など興味をそそる素材満載の魅惑の島。ここ数年、日本からの旅行者も増え続けています。シチリア島の魅力
眩い太陽、突き抜ける青い空……そして、どこまでも透明な青い海。地中海の太陽に照らされてキラキラと銀色に輝くオリーブ畑が広がる肥沃な大地には、たわわに実るオレンジやレモン、可憐な白い花をつけるアーモンド。「太陽に愛された島シチリア」には、美しい大自然と豊かな大地の恵み、地中海からあがる新鮮な魚介類。身も心も満たされる風景や味覚が豊富に見つかります。シチリア島は地中海の十字路として、長い歴史の中でさまざまな文化が交流した歴史があり、世界遺産でもあるアグリジェントの遺跡群やタオルミーナのギリシャ劇場、州都パレルモのアラブ・ノルマン様式の大聖堂や教会などなど、貴重な歴史建造物も多数。また、地中海周辺の各国からもたらされた習慣や食文化も、各地に色濃く残っているため、ひとつの島といえども訪れる街によって全く違う印象を受ける……そんな奥深さも、シチリアの魅力となっています。
かつて、イタリアを旅した文豪ゲーテに「シチリアなくしてイタリアは、なんの心象も残さない」とまで言わしめたシチリア島。イタリア人を含むヨーロッパ人の憧れのリゾート地でもありますが、その魅力は、島を囲む美しい海だけではないのです。