戸建住宅が中心の住宅街に建つ低層マンションは、駅前や幹線道路沿いに建つ中・高層マンションとは明らかに違う魅力を持っています。今回は低層マンションならではの魅力にスポットを当ててみましょう。

低層マンションとは

ゆとりある敷地に建つ低層マンションイメージ。

ゆとりある敷地に建つ低層マンションイメージ。

低層マンションとはどんなマンションを指すのでしょうか。はっきりと決まった定義はないのですが、今回は3階建て以下のマンションを低層マンションと呼びます。

ちなみにだいたいの分類では60メートル・20階建以上を超高層マンション、12~20階建を高層マンション、4~11階建を中層マンションとすることが多いようです。

 

駅前や便利な地域に建つ中・高層・超高層マンション

そもそもマンションは、建築基準法の「用途地域」で商業地域などにあたる駅前や幹線道路付近(=便利で人が多く集まる地域)に建てられることが多く、そのような場所では基本的に容積率が高く建物の高さ制限が掛らないため、上へ上へと積み上げられ、中層・高層・超高層マンションという姿になっています。

低層マンションは住居系地域に建つ

反対に低層マンションは閑静な住宅街で見かけます。住宅の多い地域は「住居系地域」にあり、その中でも低層住居専用地域(「第一種・第二種低層住居専用地域」がある)は、外壁の後退距離、絶対高さ制限(10メートルまたは12メートル)や道路斜線制限、北側斜線制限、日影斜線制限などによって、建物に厳しい制限が課せられます。

そうすることで住居専用地域としての良好な住環境を保っています。3階建て以下の低層マンションは高さ10メートルまたは12メートルの中で収まるため、この地域でも建てることが可能なのです。

低層マンションの魅力

低層マンションの魅力はなんといってもその「住環境」にあるのではないでしょうか。周辺は一戸建てが中心で、建ぺい率制限が最高で60%ですから建物の周りにゆとりがあります。住宅地のため周辺に公園や緑地が多く、閑静で、日照条件もよく、まさに「住まうための環境」の中にあると言えます。

また、低層住居専用地域に建てられる建物には制限があり、認められているものは住宅や共同住宅、兼用住宅、幼稚園・小学校・中学校・高等学校、図書館、神社・寺院・教会な、老人ホーム、保育園、診療所等となっています。

パチンコ屋や大型店舗、映画館、工場などは建てられないため、不特定多数の人が入り込むことが少なく、防犯面でも安心です。

用途地域を調べたい時は

その土地の用途地域がどう指定されているかを調べたい時は、自治体に行って調べるか、ホームページで公開しているところもあります。東京都の場合、東京都都市整備局が都市計画情報インターネット提供サービスをしており、自宅パソコンから閲覧することができます。
東京都ではインターネットサービスでその土地の用途地域を在宅で調べることができます

東京都ではインターネットサービスでその土地の用途地域を在宅で調べることができます(出典:東京都都市整備局「都市計画情報インターネット提供サービス」)(クリックで拡大)


まだまだある低層マンションの魅力は次ページに続きます。