7.先農壇「神農氏を祀った聖地」
古代建築博物館入り口。大通りから奥まったところに門がある
8.太歳壇「太歳神を祀った聖地」
北京古代建築博物館の一角に先農壇と太歳壇が存在する
現在、太歳壇は古代建築博物館として一般公開され、その同じ敷地内に、先に説明した先農壇があるというわけです。館内には原始社会から明清の時代に至るまでの建築関係の展示物が並んでいます。ちなみに古代建築博物館は修復工事を終えて2011年末にリニューアルオープンしました。
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■古代建築博物館
住所:西城区東経路21号先農壇内
TEL:010-6301-7620
入場:9:00~15:40
料金:15元
9.先蚕壇「養蚕の神を祀った聖地」(現・北海公園/門のみ)
先蚕壇の門。先蚕壇自体はすでに撤去されてしまっている
世界最古の皇室御苑・北海公園のメインスポットのチベット仏塔「白塔」
明代、先蚕壇は現在の安定門外(北京の北部)にあり、その後、西苑(北京の西北部)に移されました。清代になると、遠方で行き難いということから、1742年、紫禁城に隣接する北海公園内に再建されました。現在も先蚕壇といえば北海公園のものを指すのですが一般公開されておらず、公園内から見られるのは入り口だけです。
現在、先蚕壇のあった場所は、政府要人の子息が通うことで有名な北海幼稚園(全寮制幼稚園)の所有地になっていて、壇はすでに撤去されかつての面影はなくなっていると言われています。
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■北海公園
住所:西城区文津街1号
TEL: 010-6403-3225
入場:4・5・9・10月 6:00~20:30、6~8月 6:00~21:30、11・12・1~3月 6:30~19:30
料金:4~10月 10元(フリーパス20元)/ 11~3月 5元(フリーパス15元)
さて、九壇の説明はここまでなのですが、実は北京の祭祀建造物はほかにも「八廟」というものがあり、併せて「九壇八廟」と呼ばれます。八廟のほうはまたの機会に書いてみたいと思いますので、楽しみにしていてくださいね!
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