VY1、VY2などをリリース、コアにあるVOCALOIDの存在
VOCALOIDを開発したのがY2 PROJECTというわけではないのですが、Y2 PROJECTにおいてVOCALOIDはコアにあるシステム、製品となっているようです。ご存知のとおり、VOCALOIDのエンジン自体はYAMAHAの開発ですが、初音ミクはクリプトン・フューチャー・メディア、MegupoidやLilyはインターネット、氷山キヨテルや猫村いろはAHSというようにサードベンダーが歌声データベースを作成するとともにパッケージ化して販売をしています。
そうした中、Y2 PROJECTでは、YAMAHAオリジナルのVOCALOID2製品、VY1、VY2を生み出し、これをY2 PROJECTが委託して運営しているネットショップ、VOCALOID STOREで販売しています。そうYAMAHAが版権を持つ歌声データベースを所有することで、さまざまな展開が可能になる、という考えがあるからのようです。
実際、iPad用のiVOCALOID VY1やiPhone用のiVOCALOID VY1tといったものをリリースしているのもその一環。
さらに、先日はY2 PROJECT×VOCALOID CAFEなるカフェを運営するというイベントも実施するなど、多角的な展開を行っているのです。
今年はVOCALOID 3もリリースされるようですし、Y2 PROJECTの動きから目が離せません。
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