郷土料理「鎌団子」にヒントを得たベーグル
黒糖ミルク(220円)、ブルーベリー&クランベリー(250円)
「母の実家、岩手の釜石の郷土料理、鎌団子(かまだんご)にヒントを得て作ったものです。鎌団子はもち米と小麦粉を合わせた生地に味噌と砂糖とクルミの餡を餃子のように(鎌形に)包み、茹でてから焼くのです」
茹でてから焼くなんて、ベーグルみたいですね!
ブルーベリー&クランベリー、黒糖ミルク断面
ベーグルは、おいしいサンドイッチになる
「私たちにとってパンはパン職人さんがつくるもので、買って食べるものなんです。でもベーグルは、自分たちならではの味が自由に創造できます」と綾子さんは言います。アメリカであってアメリカでないニューヨークのように、パンであってパンでないベーグル。生地を茹でるという特殊な工程があるゆえ、パン職人とは違ったルートで、ベーグルを専門に究めていく人が増えています。
チョコ(230円)、プレーン(160円)、ライ麦いちじく(210円)
ポチコロベーグルおすすめの食べかた
綾子さんが好きなのは、「チョコ」にキャラメリゼしたリンゴとクリームチーズを挟んだもの。ココア生地の「チョコ」に甘味はなく大人テイスト。練りこまれたビターなチョコチップは温めるとトロリと溶け出します。
幸子さんが好きなのは、「ライ麦いちじく」にカマンベールとハチミツ。
チーズは家にそのときあるもの何でもよいそうです。少量のライ麦粉が配合された生地に練りこまれたドライフィグはコクのある黒イチジクです。
「トースターを持たないお客さんから教えてもらったのですが、
翌日のベーグルは蒸し器で蒸すと、また違ったモッチリ感になっておいしいですよ。祖母にベーグルを送ったらやっぱり蒸して食べていました」
完熟バナナたっぷりのバナナケーキ(300円)
次のページでご紹介しましょう。