ポチコロベーグル、西荻窪にオープン
ポチコロベーグル入口。階段を上った二階
ベーグルとお菓子を焼いているのは、松尾綾子さんと妹の幸子さん。昔から食べることが好きで、キッチンに立つのが大好きだった二人は、いつかお店をやろうね、と計画していたそうです。
ベーグル、焼菓子それぞれ7種類ほどが11時に揃う
「場所を貸していただくばかりか、宣伝までしていただいて、たくさんの人のおかげでこうしてお店を開くことができました」
松尾綾子さん(左)、幸子さん(右)
東京の今を感じる味
ポチコロベーグルのベーグルは、モチっとした弾力が強すぎず弱すぎず、目が詰まっているけれど重くはなく、ほどよいボリューム感があります。皮は薄くて歯切れがよく、食べた時に心地よく感じるバランスです。すっきりとした甘味のない生地は、北海道産の小麦粉を用い、少量のイーストで発酵させています。種類はオーソドックスなものが中心なので、季節や機会に応じてさまざまな食材との取り合わせを許容してくれそう。気取らない、ほわっと温かい家庭的な味わいは、NY風、和風、自然派などとひと括りにできない、しいて言えば東京の今のテイストかもしれません。
ひとつひとつていねいに作られたベーグルと焼菓子