北京/北京の観光・世界遺産

故宮(紫禁城)観光半日コース(2ページ目)

世界最大の宮殿・故宮は東京ドーム15個がすっぽり入ってしまう壮大なスケール! 隅から隅まで観るには何日もかかるのですが、時間に限りある旅行者は故宮だけにかまってられません。そこで、ここでは必見スポットをもれなく盛り込んだ、「故宮観光半日コース」を提案します。

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド

11 坤寧宮(明万歴期創設)

坤寧宮

坤寧宮

明代は皇后の寝室だったが、清代に入ると神々を祀る場とされた。また、清朝歴代皇帝と皇后の婚礼が行われ、初夜を過ごす場所であった。

12 鐘粹宮(明永楽期創設) 現「文房四宝館」

鐘粹宮

鐘粹宮

明代の一時期、皇太子の宮殿として使用された。咸豊帝の正皇后・慈安皇太后(東太后)が住居していたことで知られる。ここから延禧宮までをまとめて「東六宮」と称す。

13 景陽宮(明永楽期創設) 現「明清工芸美術館」

景陽宮

景陽宮

明代は他の宮殿と同じく妃たちの住居だったが、清代に蔵書室に改築された。

14 永和宮(明永楽期創設) 現「陶器館」

永和宮

永和宮

明代崇禎帝の田貴妃、雍正帝生母・仁寿皇太后、道光帝の静貴妃、光緒帝の瑾妃が住んだことで知られる。

15 承乾宮(清順治期創設) 

現「陶器館」
順治帝の愛妃董小鄂の寝室として使われていたことで知られる。

16 景仁宮(明永楽期創設) 現「古代青銅器陳列館」

景仁宮

景仁宮

康煕帝の出生の地。悲劇の后・珍妃が住んでいたことでも知られる。

17 延禧宮(明永楽期創設)

延禧宮

延禧宮

明清を通じ、皇后以外の妃や女官が居住する場所であった。数回の火事に見舞われた後、光緒帝(ラストエンペラーの一代前)の皇后・隆裕皇太后が鉄筋コンクリートの西洋風宮殿に作り変えようとしたが、未完成のまま財力が尽きて、清国滅亡となった。

18 斎宮(清雍正期創設/走獣5匹) 現「古代青銅器館」

斎宮

斎宮

大きな式典の前には皇帝はここで斎戒を行なった。

19 九龍壁(清乾隆期創設)

九龍壁

九龍壁

中国三大九龍壁の一つ。ちなみにあと二つは北京の北海公園、山西省大同にある。長さ29.4m高さ3.5mもある巨大な瑠璃装飾の壁。

※入場時に別途チケット10元を購入(九龍壁~珍妃井まで共通チケット)

20 皇極門(清乾隆期創設)

皇極門

皇極門

寧寿宮区の正門。寧寿宮区の正門。ここから珍妃井までが寧寿宮区。清朝最盛期の乾隆帝時代の文化・芸術を色濃く感じられるエリアで、「何度でも足を運びたい」というリピーターが少なくない。
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