ベルギー/ベルギーの観光

ベルギーの観光(4ページ目)

小国ながらも多様な魅力に溢れた奥の深い国ベルギー。その楽しみ方を具体的に提案します。旅の計画にお役立て下さい。

執筆者:林 瑞絵

可憐な花々や庭園に包まれる

ラーケン王宮の温室(c)Olivier Polet

ラーケン王宮の温室(c)Olivier Polet

お隣のオランダに負けず劣らず、ベルギーもまた美しい花や庭園が自慢。そもそも首都ブリュッセルにはカンブルの庭、サンカントネール公園、レオポルド公園などがあり、欧州でも緑地が多い都市のひとつに数えられます。郊外にあるアールヌーヴォー様式で誉れ高いラーケン王宮の温室公開は、国が誇る恒例行事です。ベルギー全土のお城でも、春先は庭園が花盛り。また世界一を誇るインドアの花の祭典「ゲント・フロラリア」も五年に一度開催されます。

解説はこちら>>>ラーケン王宮の温室公開花の博覧会ゲント・フロラリア緑・花を楽しむ

 

宝石のような古城を訪ねる

世界て?一番小さな“町”テ?ュルヒ?ュイのお城(c)OPT-JPRemy

世界で一番小さな“町”デュルビュイのお城(c)OPT-JPRemy

スタイルも時代も様々なお城が密集するワロン地域。雄大な自然に包まれた古城巡りも定評があります。古城巡りの起点にすると便利なのが地域首都ナミュール。またお城が見たくても車がない場合は、町の中心地にある古城や城塞跡を見学してはいかがでしょう。ブリュッセルの王宮、ゲントのフランドル伯の城、ナミュールやディナンのシタデル(城塞跡)などは町の中心地にあり気軽に訪れることができます。

美しい田舎の村々を訪ねる

「ベルギーの最も美しい村」のひとつ、クリュペ村(c)OPT-JLFlemal

「ベルギーの最も美しい村」のひとつ、クリュペ村(c)OPT-JLFlemal

ベルギーの南半分に当たるワロン地域は、手つかずの自然と昔ながらの心安らぐ田舎の風景が広がっています。古本屋が並ぶルデュ、世界で一番小さな“町”デュルビュイなど、個性豊かな田舎の町を訪ね歩くのも楽しいでしょう。

また94年からは「ベルギーの最も美しい村」の認定活動が開始。美しい景観とかけがえのない文化を守る「最も美しい村」運動はフランスから始まり、ベルギー、イタリア、カナダ、日本と世界的な広がりを見せています。ベルギーではナミュール州のクリュペ、ブラバン・ワロン州のメランら24の村が選定。

解説はこちら>>>ワロンの最も美しい村

 

カーニバルやお祭りを陽気に楽しむ

アルテ?ンヌ地方のカーニハ?ル(c)OPT-Jean-LucFlemal

アルデンヌ地方のカーニバル(c)OPT-Jean-LucFlemal

とびきりお祭り好きのベルギー人。カーニバルや伝統行事が国内各地で開催されているので狙い目です。ブリュッセルのメイブーム、アトの巨人祭り、ジルのカーニバル、バンシュのカーニバル、モンスのデュカス祭りなどはユネスコの無形遺産に指定。また日本人にもファンが多いイーペルの猫祭りや、世界の歴史ファンが集結するワーテルローの戦いの再現などユニークお祭りも目白押しですよ。
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