恋愛と非日常、生活は日常
結婚したい人は多いけれど、恋愛したい人は少ない
最近のゼクシィの調査でも、それが表れています。20~30代の花嫁たちに、「恋愛と結婚は別物だと思いますか?」という問に、半数以上の67%の人が「思う」と回答しています。
そして、子供ができたら、夫婦は、彼氏彼女の恋人関係ではなく、お父さん・お母さんという性的要素が薄まった状態になってしまうケースもよく耳にします。さびしい現実ですね。
人類学者ヘレン・E・フィッシャーが、「愛は4年で終わるのが自然であり、不倫も、離婚・再婚をくりかえすことも、生物学的にみると自然である」と説いた著書『愛はなぜ終わるのか―結婚・不倫・離婚の自然史』は、世界的にベストセラーになりましたが、発情としての恋や性愛は4年で終わるものなのかもしれません。
それまでに、生活の上での絆、人生の伴侶としての精神的な愛、同士愛・家族愛というものを築いていないと、恋が終わった時点で、二人の関係性も終わってしまう危険性があります。人生のパートナーという意識を持たないままでいると、結婚という目標達成感で、なおさら恋愛の終わりは早まる可能性もあります。結婚願望がある人は、なぜ自分は結婚したいと思っているのかを、改めて考えてみると良いかもしれませんね。
■関連記事
結婚すれば「勝ち組」か?既婚者は幸せか?
彼はあなたの運命の人?脱「運命の人」幻想
結婚すれば孤独死から救われる?
結婚の最大の理想と幻想―四位一体幻想―
●ガイドの最新情報はこちらから!
【blog】:あいため~愛のためのIのためのタメになるエンターテイメント~
【twitter】