したくないけれど……しないままだと女性の価値は下がってしまうの? 

「セックスしたくない」と悩む女性は多い

したくないけれど、ずっとしないままだと女性の価値が下がってしまうのか……そんなジレンマに悩む女性は多い

日本はセックスレス大国だといわれて、それを問題にする記事を頻繁に目にするようになりました。その一方で、「死ぬまでセックス」「夜の営みでキレイになる、若返る」などの特集記事がメディアからは絶えることなく流れてきます。

そんな、やたらと行為を推奨されることに違和感を持ったり、プレッシャーに感じたりしている女性は少なくないようです。「みんなそんなにしているの?しなきゃいけないの?」「していないと、女性としての価値が下がってしまうの?」と、相反する気持ちや考えに悩んでしまうというのです。特に40~50代の女性には顕著なように感じます。確かに、世間でよくいわれるように、女性は閉経期が近づくと性欲が増すケースもあり、女としてもう一花二花咲かせたいと望む気持ちが先走ることもあるでしょう。

しかしその反面、性欲が減退し「夫/彼とは仲は悪くないが、男としてトキメキを感じる対象ではなく、自分からはしたいとは思えない」と、相手に求められれば応じても良いくらいの受け身で消極的なケースが少なくありません。
 

「面倒だし痛い」「夫から『病院に行け』と言われた」なんて声も……

私のカウンセリングでよく聞くのは、セックスなんて面倒だし、痛いのも嫌、もうしたくないという拒絶的なケースです。「応じないと夫/彼が不機嫌になるので、仕方なく応じているうちに苦痛になった」「ワンオペ家事・育児でヘトヘトに疲れ切っているのに理解がなく、一方的で前戯もおざなりに求められて幻滅した」というのです。さらには、「夫からは、『お前に性欲がないのはおかしい。病院に行け』と言われて薬を処方してほしい」と訴える妻のケースもありました。
 
このように性生活にネガティブな気持ちを持つ女性たちの中には、完全に女を捨ててしまう人もいれば、「あまりしたくないけど、女として扱われたいし、プラトニックに近いロマンスに憧れる」という人も多いです。そしてまた一方で、「このまま女として枯れてしまっていいのか?」と漠然と不安に感じることや、「もしかしたら、まだ私の知らない性の喜びがあるのかしら」と、残された時間を意識した焦りやもどかしさからの声も聞かれます。
 

まずは「自分が性に対してどう向き合いたいか」を確認しよう

自分の本心に耳を傾けてみませんか?

世間の声ではなく、まずは自分の本心に耳を傾けてみませんか?

セックスレスの原因は様々ですし、実際の行為は相手ありきの問題なので、自分だけでは解決できないことが多い悩みでもあります。ですがまず、自分自身は性に対してどう向き合いたいのかを確認してみることが大事です。そして、そもそも、したいかしたくないかだけでなく、それが良い営みか否かも重要です。
 
女性にとって性への関心や欲望は、ホルモンの影響やこれまでに満たされた性経験があったか否か、身近にときめく相手が現在いるかいないかに左右されます。それを踏まえ、次の視点で確認してみましょう。
 
■ 性欲があり、人肌が恋しいという自覚がある場合
・夫や恋人など特定の相手がいるのか?
・その相手としたいのか、別の相手としたいのか?
・特定の相手がいない場合、探したいのか?
 
■ 性欲はあまりない場合
・夫や恋人など特定の相手から求められれば応じられるか、苦痛か?
・ときめく理想の相手ができれば、してみたいか?
 
これらの点から自分の欲望や願望を確認した上で、対策を考えるのが建設的だと思います。
 
また、ここで念を押しておきたいのは、精神的にも肉体的にも満たされた行為をしてほしいということです。DVやモラハラをする相手、自尊感情を傷付け自己肯定感を下げるような相手とできないのは自然なこと。そんな相手に性欲を感じなくても病気ではありません。むしろ感じる方が心配です。そして、もし今性生活がなくても困らないのなら、気にする必要はないでしょう。無理して望まないことをするのは苦痛です。
 

世間のプレッシャーからは、逃げるが勝ち!

10~20代の頃は、「初体験を済ませたか?」「恋人はいるか?」などについて、20~40代になると「結婚しているか?」「子供は?」など、私たちは今までにも数々の世間の価値観を押し付けられ、他人と比較され、周囲からの目に悩まされてきました。でも自分は自分、他人は他人です。社会からのプレッシャーを真に受けるのは、本当に無駄で損なのです。当人がどうしたいか、という視点が何よりも大事だと思います。


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