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彼はあなたの運命の人?脱「運命の人」幻想

世界にたった一人いる「運命の人」の存在を信じることで、恋愛や結婚においてある種の弊害が生まれてしまう可能性について考えてみます!『二人で生きる技術』の著者である大塚さんとの対談第2弾です!

西郷 理恵子

執筆者:西郷 理恵子

恋愛ガイド

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あなたは、「運命の人」の存在を信じますか?
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ここで言う「運命の人」とは、「生涯のパートナーとして結ばれるべき、たった一人の相手」のことです。
「運命の人」との恋物語は、昔から映画や小説において描かれ続ける、普遍的なテーマです。皆さんは、そんな作品に触れ、自分の人生にも、こんな運命の人と結ばれ、永遠に幸せに暮らすことができたらいいなと憧れたことがありませんか?

そして、こう思うかもしれません。
私の「運命の相手」は、どこにいるんだろう?どうやったら出会えるのだろう?
私は、何歳になったら、私は運命の人と結婚できるんだろう?
果たして、彼は、私の本当の「運命の人」なのだろうか?


占い師に、「その人こそ、あなたの運命の人ですよ。」なんてお墨付きをもらえれば、何の確証がなくとも、誰だってその言葉を信じたくなるでしょう。

しかし、私は、世界にたった一人いる「運命の人」の存在を信じることで、恋愛や結婚において、ある種の弊害が生まれてしまう可能性があるのではないかと考えました。この点について、前回の結婚したら幸せ?ゲイから学ぶカップルの絆 に、引き続き、『二人で生きる技術』の著者である大塚隆史さんに、ご意見を伺ってみました。

運命の人を信じて引き起こされる「弊害」とは?

ガイド西郷:大塚さんは、「運命の出会い」「運命の相手」を、信じていないとのことですが、この場合の、「運命の人」の定義を教えてください。

大塚さん:「運命によって定められた、たった一人の相手」という感じかな。自分の意志や行動に関わらず、どうしても出会ってしまい、結ばれるのが運命という人。そして、その「運命の人」に出会う前は、何をやっても結局はうまく行かないし、その後に出会った人にも満足がいかない……。そんな感じでしょうか。
私自身も、過去に「彼は僕の運命の相手」と思ってしまった人もいましたけど、今は、誰かのことを「運命の人」と決め付けることが、関係作りを目指す上では、マイナスだとさえ思っています。

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