【編集部からのお知らせ】
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記事例:「なんで結婚しないの?」に答え続けるのにもう疲れました

結婚は、人を幸せにするのか?

『二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ』の著者である大塚 隆史さんと。
『二人で生きる技術─幸せになるためのパートナーシップ』の著者である大塚 隆史さんと。
私は、2006年から未婚・既婚カップルの様々な相談を受けてきましたが、その数は数百を超え、相談内容も浮気、不倫、風俗、セックスレス、家庭内別居、熟年離婚など多岐に渡っています。その1つ1つの悩みに触れながら、「結婚は、本当に人を幸せにする仕組みなのだろうか?」と、考えずにはいられなくなりました。
なぜ好き同士で一緒になったはずなのに、こんなにも衝突し、悲しみや不信感、失望や怒りを伴うような関係になってしまうのか? 離婚を経験した私自身も例外ではありませんでした。

異性愛者には、幸か不幸か結婚制度が用意されているために、恋愛さえ順調に進んでいれば、あまり迷いを感じることなく、結婚に進むことができます。また、妊娠をきっかけに結婚するデキ婚のカップル比率は、平成17年国民生活白書によると、2000年の時点で、出産の全体数の26%を超えています。

結婚がない同性愛者が知っている、絆の作り方

私が、ゲイ(男性同性愛者)のカップルの関係に注目するようになったのは、2007年12月の同性間のカップルに関するシンポジウムに参加したのが、きっかけでした。まさに私自身の結婚生活に悩んでいた真っ只中でもありました。

同性愛、異性愛に限らず、「二人の生き方」を目指す多くの人に座右の書となる1冊 ¥ 2,310 (ポット出版)画像をクリックすると書籍の詳細に飛びます!
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現在、日本では、同性のカップルには結婚制度が用意されていません。男性同士のゲイカップルの場合は、子供を産むこともできません。また、二人とも仕事をし、経済的にも自立していれば、どちらかに依存する必要もありません。また、目指すべき「理想の夫婦像」のようなロール・モデルも、同性愛の世界では、まだまだ一般的ではありません。

つまり、同性愛の人が、どんなに「夫婦」のような関係を目指しても、異性愛者に比べれば、法律も環境もとても不十分な状況なのです。そのため、二人が「二人でいる」理由は、まさに当人たちの「気持ち」だけなのです。そんな心許ない現実の中で、「長期的なパートナーシップ」にたどり着いている同性愛カップルは、結婚制度が当たり前のように用意されている異性愛者が見過ごしてることに、気付いているのではと思ったのです。

そして、先日、「ゲイのパートナーシップ」をテーマにし、自身の実践と経験を元に『二人で生きる技術‐幸せになるためのパートナーシップ』を出版された大塚隆史さんに、お話を伺うことができました。

制度のあるなしに限らず、異性愛でも、同性愛でも、両性愛でも、セクシュアリティに関係なく、「愛する二人の長期的な関係を目指したい」「カップルの本質的なつながりや絆とは何か知りたい」と思う、全ての人に希望とヒントを与えてくれるでしょう。