浴室/浴室リフォーム

風呂リフォームの時期を知る、7つのサインと損得勘定(2ページ目)

お風呂をお得にリフォームする秘訣は、時期を見極めることにあります。タイミングを逃すと、余分な費用がかさみ、健康によくない状況に陥ってしまうことも。リフォーム時を知るサインと、お得にするコツをご紹介します。(2017年改訂版、初出:2011年3月)

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド

早めにリフォームしておきたい、7つの危険なお風呂

システムバス

寒いお風呂は命の危険があることも。冬は暖かく入れるように工夫をして。

今や交通事故よりも、家庭内事故による死亡者数が3倍も多い時代です。中でも多いのが、浴室でのヒートショック現象による死亡事故です。

ヒートショックとは急激な温度差に身体がさらされることで、血圧や脈拍が大きく変動し、体調を崩す現象のことを言い、多数の死亡事故が起きています。古い浴室は断熱性が低く、暖房設備も整っていないため冬に寒く、そんな中で熱いお湯につかれば、ヒートショック現象を起こしやすくなります。

健康に暮らすために大切なことは、冬のお風呂場を暖かくしておくことです。リフォームの際は、断熱材でくるまれたシステムバスや、浴室暖房器を設置するなどの工夫で、ヒートショック対策をしておきましょう。

【早めにリフォームしておきたい7つの危険な風呂】

  1. 冬になると浴室が寒い
  2. 脱衣室と風呂場の床に段差がある
  3. 石鹸やお湯で床が滑りやすくなる
  4. 手すりが取り付けられていない
  5. 浴槽のまたぎ高さが高すぎる、もしくは低すぎる
  6. 水洗金具の取り付け位置が悪く、体にぶつけやすい
  7. 非常時の呼び出しベルやインターホンが無い

お風呂場は裸になって湯水を使う場所ですので、安全性には特に注意が必要です。高齢者の場合は、命の危険がありますので、床の段差解消はもちろん、寒いお風呂はできるだけ早く対策しておきましょう。ヒートショック対策リフォームの詳細は下記でご紹介しています。あわせてご覧下さい。

水まわり+外壁塗装を一緒にやると更にお得にリフォームできる

パッケージ商品

手ごろな値段の水まわりのパッケージ商品を用意しているリフォーム会社も多い。

更にお風呂リフォームをお得にするコツは、関連工事をまとめて行うことです。キッチン、浴室、洗面、トイレ、給湯器はまとめることで、バラバラに工事するより効率が上がり、お得にできます。手ごろな値段の水まわりのパッケージ商品を用意しているリフォーム会社もあります。

効率よくリフォームできる基本の組み合わせ4種を、下記で詳しくご紹介していますのでご覧になってみて下さい。
またお風呂はちょっとした工夫で、もっと楽しく便利な空間になります。浴室リフォームを成功させる3つの鉄則は下記にまとめてあります。
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