セクシュアルマイノリティ・同性愛/ゲイライフ

お部屋で楽しむゲイテイストなTVドラマ(2ページ目)

とにかく寒いし、雪は降るし、外に出るよりはお部屋で過ごしたくなる今日この頃。そんな季節にピッタリな、お部屋で楽しめるゲイテイストなTVドラマを特集してみたいと思います。

後藤 純一

執筆者:後藤 純一

同性愛ガイド

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Glee(グリー)

Glee

 

全米で話題沸騰、日本でもFOX(ケーブルTV等)で放映されて高視聴率をマークした海外ミュージカルドラマ『Glee』。みんなが知ってるヒット曲をカバーし、ストーリーにからんだ楽しいステージを繰り広げます。たくさんのセレブが出演を希望したり、マドンナやガガのフィーチャリングをうらやましく思ったブリトニーが「自分の曲も使って」と申し出たり、社会現象になっているドラマです。
『Glee』は、ドラマ界最高の栄誉であるエミー賞やゴールデングローブ賞だけでなく、ゲイ&レズビアン団体GLAADも表彰しているように、ゲイにとって重要な意味を持つドラマでもあります。どういうところがゲイ的なのでしょうか?

Glee

 

『Glee』の舞台はオハイオ(田舎)のハイスクール。学園の花形であるアメフトやチアリーダーと異なり、グリークラブ(合唱部)に入部したのは、ゲイや太った黒人の女の子、車いすの生徒など、いわゆるマイノリティなメンバーばかり。生徒からも学校側からもいじめられるグリークラブは、州大会で優勝しなければ廃部という苛酷な運命を背負わされます…?
このドラマの中で最も重要なキャラクターの1人となっているのが、ゲイのカートです。アレキサンダー・マックィーンのふわふわなセーターを着て登校するカートはアメフト部員にいじめられるのですが、グリークラブでは美しいハイトーンボイスを響かせ、女子と「ディーバ」役を争ったり、生き生きと活躍します。でも、家に帰ると、男らしさを要求する父親とケンカしたり…。まるで僕らの子ども時代を見ているようです。

中でも第9話「グリークラブの車いす体験記」は必見です。カートとお父さんとのエピソードが泣かせます。(プラス、チアリーディングの鬼コーチと言われるスー先生の意外な一面も垣間見えて…第1シーズンの白眉だと思います)

Glee クリス・コルファー

カート役のクリス・コルファーもゲイであることをカミングアウト。弱冠20歳でゴールデングローブ助演男優賞に輝きました。

カート役を演じている19歳の個性派俳優クリス・コルファーは、ゲイ雑誌『Advocate』のインタビューで自身もゲイであることをカミングアウトしました。先日のゴールデングローブ賞授賞式では見事に助演男優賞を受賞し、「全国でいじめられている若者たち、負けるな!」と感動のスピーチをしました。

この1月、『Glee』のDVDが発売&レンタル開始されました。まだご覧になっていない方は、宅配レンタルなども利用できますので、ぜひ!
そして2月20日には、いよいよFOX(ケーブルTV等)でシーズン2のプレミア放送が行われます。第1話にはシャリースが、第2話にはブリトニーがゲスト出演するというから楽しみです♪
Glee

『Glee』シーズン2プレミア放送 FOX 2月20日(日)17:00~19:00




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