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メキシコの交通費

広いメキシコの移動には様々な交通機関を駆使しなければなりません。飛行機の国内線や長距離バス、地下鉄や路線バス、タクシーなどメキシコの公共交通機関の料金の目安を案内します。

長屋 美保

執筆者:長屋 美保

メキシコガイド

メキシコの移動にはいくらかかる?

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メキシコシティの一般的な流しのタクシー

メキシコの物価で特に安いと感じるのが、交通費。メキシコシティでは、地下鉄はどこまで行っても5メキシコペソで、市内バスも4~6メキシコペソ程度。流しのタクシーのメーターは通常8.74メキシコペソからスタートで、30分くらいの距離なら50メキシコペソ以内です(夜22時以降は割増)。ただ、タクシーにもランクがあって、無線タクシー(Sitio=シティオ)はメーター制のものならば、メーターの示す数字から27.30メキシコペソぐらい割り増しした額が料金になり、メーターのないものならば30分で80メキシコペソくらい。高級ホテルの前に停まっているハイヤーのようなタクシーは10分くらいの距離で100~200メキシコペソくらいかかります。

タクシーやバスの運賃は首都メキシコシティより地方のほうが高いことが多く、1.5倍ほどの違いを感じます。地方のタクシーにはメーターがないものが多いので、乗る前に必ず料金の交渉をしましょう。そのなかでも特にカンクンのホテルエリアから利用するタクシー代が高いので、移動に公共バス(8.5メキシコペソ)を使うなどして、節約したほうがいいでしょう。具体的な例を出すと、同じくらいの距離でもメキシコシティのダウンタウンから空港までは、だいたい150~200メキシコペソくらいですが、カンクンのホテルエリアから空港までは400メキシコペソ以上します。

メキシコの長距離バスの予算

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メキシコの長距離バス

メキシコは鉄道が発達していないので、州から州への移動には長距離バスの利用が一般的で、料金もお手頃です。目的地まで直行する特級か、1等バスを利用するとして、メキシコシティから日本人に人気の旅行先を例にして料金をあげると、オアハカまでが426~710メキシコペソ、グアナファトまでが360~430メキシコペソ、プエブラまでが126~144メキシコペソ。2等バスは料金が3~4割安くなりますが、途中で何駅も停車するので、強盗に遭う確率が高くなり、安全の面でおすすめできません。

飛行機をうまく使おう

長距離バスが手頃な価格とはいえ、メキシコシティから南部のカンクンやチアパス、北部のモンテレーやバハ・カリフォルニア方面の都市への移動は、車だと1日くらい、またはそれ以上の時間がかかるうえに、料金も1000ペソ以上と割高です。国内線飛行機とくらべても数千円しか料金が違わない、もしくは購入時期によっては飛行機の料金がバスよりも安いということもあるんです。

国内線飛行機の価格帯は航空会社によって開きがありますが、メキシコシティから南部のチアパスまでを例にすると、購入時期がハイシーズンの場合は片道2000~3000ペソぐらいですが、オフシーズンならば800~1000ペソくらいで購入でき、特級バスの料金1180メキシコペソよりも安くなります。もちろん、体力があれば、長い時間かけて旅するバス移動もメキシコの色んな場所を知れて楽しめますが、効率よく移動するには、飛行機をおすすめします。

また航空会社のキャンペーンによっては半額割引や、ホテルと長距離バス料金とセットで割引販売といったパックもあるので、念入りに調べておきましょう。

メキシコ大手の航空会社、アエロメヒコの国内線は割高な印象がありますが、メキシコの国内線会社のボラリスインテルジェットは割安感があります。しかも最近登場した航空会社、ビバアエロブスの価格は今までの航空会社と比べて驚くほど安い(指定期日までに購入すれば税金と燃油費込みでどこでも229ペソというキャンペーンもある)ので、大いに利用価値があります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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