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4人対戦をしてないポケモンユーザは損をしている

桃太郎電鉄シリーズ(以下桃鉄)ってありますよね。1人でCPU相手に遊んでも、2人で対戦をしても面白いですが、4人で遊んだ時の楽しさは格別です。実は、これと同じような話が、ポケットモンスターシリーズ(以下ポケモン)にもあります。もしあなたが、4人でポケモンを遊んだことがなければ、それは、桃鉄を2人でしか遊ばないくらい、もったいない話かもしれません。

田下 広夢

執筆者:田下 広夢

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4人対戦をしてないポケモンユーザは損をしている

桃鉄の図

桃鉄は4人で遊んだ時、面白さが跳ね上がりますよね。ポケモンでも、そういうことがあるんです。

2010年、最も売れたゲームは、任天堂から発売されたニンテンドーDS(以下DS)用タイトル、ポケットモンスターブラック・ホワイト(以下ポケモンBW)です。既に販売本数は500万本を突破して、まだ毎週売れ続けています。

さて、これだけ人気のポケットモンスターシリーズですが、それでも、楽しみつくされていない部分もあると思います。そのひとつが、2人1組でチームを組んで戦う4人対戦。これはポケットモンスタールビー・サファイアで初めて登場した仕組みなんですが、1度もやったことが無いという人、実は結構いるんじゃないかと思います。

しかし、それはあまりにもったいない。どれくらいもったいないかというと、桃太郎電鉄(以下桃鉄)で2人対戦しかプレイしていないぐらいもったいない、マリオカートで2人対戦しか遊んだことがないぐらいもったいない、モンスターハンターで2人でしか狩りに出かけたことがないぐらいもったいないと、そう思います。

どれも、2人でだって楽しく遊べますが、4人揃った時の楽しさはまた格別ですよね。しかしポケモンシリーズは、2人対戦のイメージが強いせいか、4人対戦を遊んでいない人がとても多く感じます。特に大人のポケモンユーザーは、ポケモンを遊んでいる仲間を4人集めてみんなでプレイ、というのは中々ハードルが高いですよね。今回は、そんなポケモンの4人対戦がどれ程面白いものなのかを、ご紹介してみたいと思います。

そもそも、ポケモン対戦の何が面白いのか

ポケモンの図

500万本も売れると、色んな人がプレイしますから。周りに一緒に遊ぶ人がいない場合だってあります。

そもそものお話として、ポケモンの対戦を遊んだことが無いという人も、実はそれなりにいらっしゃるんじゃないかと思います。まず、ポケモンの対戦がどんな風に楽しいのか、簡単にお話してみたいと思います。

まず、自分が一生懸命育てたポケモンで戦うというのがまず、楽しい。ポケモンというのは、同じ種類の同じポケモンに見えても、1匹1匹全て能力が違います。しかも、育て方、覚えさせる技、持たせる道具、そういうもので個性はより大きく変化します。

さらに、ポケモン対戦は、3匹とか、6匹のチームを構成して対戦しますから、その構成によってそれぞれのポケモンの役割を考えなくてはいけません。ほのおタイプを持つ強力なポケモンがエースでいるとしたら、その弱点となるみずタイプが出てきた時にどうするのかを考えてチームを作る必要があります。どんなチームを作ろう、このポケモンをああやって育てればこんなことができるんじゃないか、そんな風に考えるのが、もう楽しいんですね。

そして、実戦の楽しさがあります。敵のポケモンを見て、タイプを判断し、弱点を考慮し、出てくる技を予想し、1回1回、出す技やチェンジするポケモンを決めていきます。強力な攻撃をただ繰り出せばいいとは限りません。その強力な攻撃も予想されれば、まったく通用しないポケモンにチェンジされたり、逆手にとって反撃する罠があったり、ここから先は心理戦になります。そうやって、相手の手の内を読みつつどういう展開になるのかを予想して戦うのがまた、ポケモンバトルの醍醐味です。

2人で遊んでも、全国の子供たちが熱狂し、大人たちも巻き込むぐらいには面白いポケモンバトルですが、これが4人対戦になると、さらに読み合いが加速します。
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