本当に片付けなくちゃだめなの?
つい床の上に置きっぱなしにしてどんどん散らかっていってしまう部屋。片付けが苦手な人にとっては、片付けにかかるエネルギーは半端ではないはず
散らかっていては本当にだめなの? 本当に片付けなくちゃだめ? もしそんな「片付けなくちゃ症候群」に陥っている人がいたら、まずはそんな義務感から自分を解放してあげましょう。
なぜなら、片付ける能力というのは一朝一夕で身につくものではなく、小さな習慣をコツコツと重ね続けて、はじめて結果が出てくるものだからです。収納の本が売れ続けているのは、それだけ収納の問題を抱えている人が多いことと同時に、改善の努力をしても結果がすぐには出ないことの現れでもあります。
収納力、片付け力を高める工夫をコツコツと行いながら、一方では次のような気持ちの切り替えをすることも、快適に暮らしていくためには必要なことだとガイドは考えています。「片付けなくちゃ症候群」に悩まされるのではなく、「散らかっていても幸福に暮らす」ための知恵を身につけていきましょう。
散らかっていて本当に困っているのか?
まずは、散らかっていて本当に困っているのかどうかを考えて、困っていることがあるなら箇条書きにします。気分がよくない、人が来たときに恥ずかしい、片付けなくちゃと気持ちがあせるといった心情的なことは除外します。- 支払い用紙がみつからずに、支払いが遅れる
- 物が積み重なっているので埃がたまってアレルギーが悪化する
- ウォールポケットを作り、支払い用紙だけはそこに入れる
- 積み重ねがちなものはかごに入れ、掃除の移動をさせやすくする
単に「片付いてないことが気になる」「恥ずかしい」など、実害を伴わない感情は、次にご紹介する2つの方法で、気持ちの切り替えを計りましょう >>