会話力を伸ばすには、軽い話題の質問に「自分の言葉」で答えること
会話から逃げてついついメール……これが会話力を低下させる悪循環のもとになる
自分から軽い話題を振ることは、とても高いハードルに感じられる人も多いでしょう。無理をして話題を振らなくていいのです。
むしろ大切にしたいのは、話しかけられたときにしっかりと応答すること。これさえできれば、会話力は確実にアップします。
「今朝は(いつもより)早いですね」の質問にどう答えますか?
たとえば、出勤時に「今朝は(いつもより)早いですね」と声をかけられたときにどう答えますか?「まあ、ちょっと…」「あ、はい…」、こんなあいまいな応答で終わらせていませんか?尻切れトンボで会話を終えると、会話はそれ以上発展しません。質問を受けたときに「なぜ早く出勤したのか」という理由を自分の言葉でしっかり応答する。これさえできれば、会話力は格段にアップします。
早めに出勤したことには、理由があるはずです。「いつもより30分も前に目がさめた」「午前中に片づけたい仕事がある」というように。それが相手に伝わるように、一文で(回りくどくなく)伝えることです。
会話力向上の第一歩! 3つの「応答力」トレーニング
どんな問いかけにも、「自分の言葉」でしっかり返すことが大切
1. 「天気の質問」への応答
「天気の質問」は会話の王道中の王道。今朝見た天気予報、洗濯物の心配など、自分なりの応答をつぶやいてみましょう。
- 「今日はいい天気ですね」→
- 「今日の天気はいまいちですね」→
- 「今日の天気はどうなるんでしょうね」→
2. 「外見の質問」への応答
髪型や服など「外見の話題」も会話の王道。次のような質問にどんな応答をしますか?
- 「今日の服、おしゃれですね」→
- 「髪の毛を切ったんですね」→
- 「今日の印象、ちょっと違いますね」→
3. 「プライベートな質問」への応答
人間関係は、プライベートな話題を交わし合うことで深まります。次の質問への応答を考え、つぶやいてみましょう。
- 「お住まいはどちらですか?」→
- 「週末はどこかに行かれるんですか?」→
- 「先日のお土産、おいしかったです」→
- 「お子さんは元気ですか?」→
- 「○○が趣味(詳しい、上手)なんですってね」→
タレントのように、うけることをねらった応答をする必要はありません。日常的な軽い話題に対して、自分の経験や感想を素直に答える習慣に慣れていくと、会話力は伸びていきます。
【関連記事】