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意外に油系に偏りがち? おうちごはんの実態(4ページ目)

長引く不況で、外食や中食を控え、内食で食費を節約する家庭も多いようです。外食より内食の方が、不足しがちな野菜等も食べられ、栄養バランスが整いやすいイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

 

人気の大皿スタイルにご注意!

先のフジッコの調査の中で、夕食の盛り付け方で最も多いのは、
「大皿に盛って各自で取り分ける」スタイル(44.1%)
「小鉢を活用して1 人分盛り付ける」(42.6%)が続き、最近人気のワンプレートは12.3%にとどまりました。

大皿盛りで取り分けるスタイルは、ついつい量を食べ過ぎたり、好きなものばかり食べて栄養が偏ったりする可能性があります。一人分ずつの盛り付けは、食べる目安量がわかり、食べ過ぎを防ぎ、好きなものだけを食べることを防ぎます。

もちろんホームパーティーなど特別な日には、大皿盛りの日があってもよいのですが、日常的に続かないようにしたいものです。また大皿盛りにする時は、子どもが好きな料理だけを食べないように、必ず一品ずつ少量でも食べるルールを作る、あるいは何度か大人が主菜・副菜をバランスよく取り分けて目安を示し、慣れてきたら子どもに任せていきましょう。例えばバランスよく揃えば合格シールをあげる遊び感覚をとりいれるなど、幅広いものを無理なく食べられるように導くための工夫を意識したいものです。

参考
『夕食づくりにおける食事バランス』(フジッコ株式会社)
・長引く不況下、あなたは『節約』を意識していますか?(ハピ研/アサヒビール)
・日本FOOD紀(ダイヤモンド社)
・食の文化を知る事典(東京堂出版)
・日本の米と食文化(比較日本学教育研究センター研究年報, 5: 63-73)
・その他
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