医療レーザー脱毛 素朴なQ&A
無くしたいムダ毛部分に照射すると
黒い色素に反応することで熱が発生するレーザーをムダ毛に照射し、毛根と毛を作り出す毛母細胞を破壊するものです。レーザー脱毛が登場する前の主流だった針脱毛よりも痛みが少なくスピーディにできるため、この10年で医療脱毛の主流となりました。
Q.火傷などの心配なしに楽に脱毛できるって本当?
厳密にいえば嘘。実は目で見えないだけで、レーザー脱毛を行えば毛穴の中は火傷をおこしているのです(毛穴の中が焼けなければ毛は無くなりません)。
冷却効果に優れたマシンを使うことで目立つ火傷はおきないにしても、毛穴が赤く目立つことは十分ありえます。 また絶縁針脱毛よりは遥かに痛みは軽減されていますが、ムダ毛が黒く太いほどレーザーがしっかり反応するので感じ方に個人差はありますが多少刺激は感じる場合があります。
1~2日で中にこもっていた毛が飛び出しやがて抜け落ちます
1 .カウンセリングで医師がその人の肌色や毛の量を確認し、マシンの出力を決定します。
2.レーザーを照射する範囲の毛を剃ります。レーザーは毛のメラニンに反応するため、皮膚よりも上に生えている毛にレーザーが反応すると皮膚にヤケドが出来てしまうためです。
3. 目を保護するゴーグルをかけてます
4. 患部の肌を冷却保護するためのジェルを塗り、隙間無くレーザーを照射します。
5. ジェルと飛び出たムダ毛を軽くふき取り、暫く冷やします。炎症止めのクリームを塗って終了です。
最もポピュラーなダイオードレーザー機器のひとつ「ライトシュア」
ポピュラーなのはダイオードレーザーとアレキサンドレーザーです。レーザーの波長、照射方法、照射面積や1秒あたりのショット数など多少の違いはありますが「脱毛効果が高い」という点では一緒です。
脱毛マシンも年々進化しておりレーザーと同時に高周波も照射することで肌への負担を抑えながら脱毛を行うマシンや照射面積が広くなり背中や足など広範囲の部位に向くマシンなども登場しています。
Q.通う間隔、頻度はどのくらいでOK?
成長期の毛に照射する必要があるため、もう周期に合わせて2カ月に一度通います。個人差はありますが、一部位につき5回でほぼ完了、その後は毛周期がずれて顔を出したわずかな残り毛を処理することになります。
敏感肌に使われる「コメット」。ダイオードと高周波を同時照射
マシンと照射パワーが同じなら基本的に差は出ません。しかしクリニックの経験値の差によって肌トラブルの有無や仕上がりの満足度の違いは多少出る可能性があります。特にビキニラインのような完全に脱毛するではなく一定毛を減らしたい箇所は、担当する医師や看護師のセンスも必要となってきます。
きちんとカウンセリングをしてくれる、逆に毛の残し方などは例を挙げて提案をしてくれるなど経験豊かで親身になってくれるクリニックを選ぶべきでしょう。
Q.脱毛期間中、注意すべきことは?
日焼けは避けます。肌と毛の色に差がなければレーザーが肌色でも反応してしまうため、火傷をしたり、脱毛効果が低くなる可能性があります。
照射面積が広く広範囲の脱毛がスピーディにできるダイオードレーザーの最新マシン「デュエット」
日焼けした肌は照射に向きません。またメラニン色素の無い白髪はレーザーでは脱毛できないため、絶縁針脱毛で処理します。
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【取材協力】
クロスクリニック(http://www.cross-clinic.com/)
関谷クリニック表参道(http://www.sekiyacl.com/)