気になる上海の物価
万博が終わっても日々成長中の上海。物価も人件費も大急上昇中なのです。
「上海の物価はどんな感じ?」とよく聞かれるのですが、毎回返事に困ってしまいます。上海の平均収入は約3万円くらいと言われていているのに、上海はバブルの真っただ中! 街を見渡せば、フェラーリやランボルギーニ、ハマーなどの超高級車が風を切って走っていますし、5000万元もするブガッティが上海だけで2台も売れたとか? そして、クラブに行けば、値段も気にせずにピンク色したシャンパンをパンパン!と空ける光景がよく見られます。それでも庶民の生活はいままでと変わらず、青空市場に行って食材を買ったり、当然のようにバスや地下鉄で移動をしています。貧富の差が激しいので、物価の差もかなりのもの……何を標準にみなさんに語ればよいのか?
どんなに発展しても、青空市は健在です!庶民の台所、万歳!
「この1年で物価が上がった」と庶民は嘆いていますが、万博が終わった今でも、その勢いはやみそうにありません。そんな上海を訪れる予定がある人の参考に物価についてざっくりとまとめてみました。金額の幅の激しさにびっくりすること間違いなしです。
ちなみに、中国元のレートですが、3年前は1万円=約550元(1元=約18円)だったのに、突然の円高で1万円=約800元(1元=約12.5元)に。物価は上昇していますが、日本人にとっては3年前に比べ、20%以上の割引になった計算になります。これをチャンスに、未だにノリノリの上海にぜひ遊びに行ってみてください!
上海の食品および生活用品
いつもお世話になってます!この玉子!安心していただけるのがうれしい。
旅行者のみなさんにはあまり関係ないかと思いますが、上海で生活するにあたり、日本製品を買おうとすると日本にいるよりもだいぶ高くつきます。
たとえば生食できる玉子10個入りは、なんと25元! 日本の約3~4倍の値段です。市場やローカル系スーパーで売っている玉子は絶対に生食ができないので、半熟玉子や玉子かけご飯をしたい場合はこの高級玉子を買うしかありません。
子供用のオムツも日本で1300円弱で売っているものは、こちらでは2300円くらいしますし、粉ミルクも日本で1800円くらいのモノは、上海では最低3000円くらいします。ほとんどのモノにローカル価格と輸入品価格が存在するのですが、「ローカル商品だと安いけど安全性に不安があるし、輸入品だと安心できるけど値段が高い!」と、この街で生活する外国人はいつも天秤をフル活動させて買い物をしています。
ブロッコリー、春菊、ホウレンソウを買ったら、香草はおまけにくれました!
ちなみに右の写真は私が青空市場で買った野菜4種類ですが、全部合わせてなんと8元!外資系スーパーで買ったら30元は下りません。……と、このようにしてつじつまを合わせて生活しているのです(苦笑)。
上海の税金、チップ
中国では消費税がかかりませんが、ほとんどのホテルや一部のレストランではサービスチャージとして15%プラスされます。チップですが、基本的には必要ありません。