今回は、日々変わりゆく上海をエリアごと簡単にご紹介していきます。まず、上海は黄浦江を挟み大きく2つのエリアに分けることができます。黄浦江の東側が「浦東」、西側が「浦西」というエリア。

浦東サイドは開発が始まったのが1990年代後半からなので、個性的な高層ビルはたくさんありますが、歴史的な観光スポットは特にありません。フランスの香りがする旧租界地の街並みや、お洒落なファッションストリートなどの見所はほとんど浦西側に集中しています。

浦西は中山路沿いに環状線が走っていて、虹橋以外の主な観光エリアはほぼそのサークルの中に集中しています。東西を横切るときには環状線のど真ん中を走る延安路高架を利用します。渋滞なしで延安高架を車で走ると20分もあれば移動できるので、効率よく回ればご紹介していく6つのエリア全てを回ることも可能かも。
上海の地図

上海の地図


まさに近未来都市!「浦東」

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         浦東のビル群。個性がひしめきあっています!

今、上海市が最も力を入れて開発している地区がこの浦東エリア。個性的な未来都市に見えますが、実はあの高層ビル群は上海きってのビジネス街。しかも、中国屈指の外資系企業が集まるオフィス街と言っても過言ではありません。まさに、世界中から注目されているエリア。アジアの金融の中心へと変貌を遂げ始めています!

そんなオフィス街の中にも数々の五ツ星ホテルやテレビタワー、水族館など、観光を楽しめるスポットも多く点在しています。 浦東エリアでお買い物をしたい人は、アジアで最大規模のショッピングモール「正大広場」に足を伸ばしてみてください。地上10階、地下3階の巨大な敷地に1000以上のブランドが並び、ショッピングには外せない名所となっていますよ。

そしてもう1つ特筆したい場所は、上海の新観光スポット!世界一の高さを誇る「上海環球金融中心展望台」です(2009年6月現在)。地上100階、474mの展望台からは上海の街が一望でき、その美しさと壮大さに圧倒されること間違いなし!

上海の空の玄関として1999年にオープンした浦東国際空港があるのもこのエリア。市内中心地からは約30km離れたところにあります。2007年には第二ターミナルも完成し、ますます国際化が進行中。

空港から市内へのアクセスは、タクシー(約120元~/約50分)、バス(約10元~/約60分)などの交通機関が利用できます。ここで、「世界一」を試したかったらギネスブックにも登録された「世界最速の商業列車」リニアモーターカーに乗るのもお薦め。終点の2号線龍陽路駅までの30kmを、なんと7分20秒で走行してしまうのです。最高走行速度が431km/hというからそのスピードを一度は体感してみたいもの。

上海が誇る麗しき歴史建築!「外灘(バンド)」  

ライトアップされた外灘には”うっとり”ため息が……

ライトアップされた外灘には”うっとり”ため息が……

ダミー

麗しい建築物を眺めながらいただくランチは格別
 

上海の近代史を語る上で欠かせない「租界」時代。19世紀半ば、アヘン戦争で負けた中国に、イギリスが「租界」……事実上の植民地を作りました。その後、アメリカやフランスも参入。けれど、各国の租界を維持していくのは経済的に困難だったためイギリス・アメリカは共同租界を作ることに……。という訳で、上海には共同租界とフランス租界、2つの租界がありました。

ここは共同租界時代の荘厳な建築物が並び、上海の象徴として多くの人が訪れる外灘(英語の呼称、バンド)。ハイスピードで変化を遂げる上海の中で、租界時代に「魔都」と称された妖艶な姿、形を色濃く残した貴重な観光スポットの1つと言えます。    

21世紀に入り、かつて各国の商人や金融機関がこぞって建てた歴史的建築物内部の大きなリノベーションが進められ、流行最先端のブティックやハイクラスなバーやレストランやなどが続々オープンし始めました。  

どのお店も高級感のあるインテリアを施し、個性的な趣きですが、何よりも素晴らしいのはそこから見える景色ではないでしょうか! 外灘沿いには過去の遺産、対岸の浦東側は未来世界。この2つの対照的なな景色が何よりものエッセンスとなって、来る人すべてを魅了してやまないのです。  

チャンスがあったら、ちょっとドレスアップをして外灘に出かけてみるのはいかがでしょうか?