上海/上海基本情報

上海のエリアガイド(2ページ目)

国際都市として発展をしはじめて、10数年の上海。過去と未来が融合する多彩な顔もありますが、まだまだエリアが確立されていない場所も多々あります。その中でも「ここだけは外せない!」という地区を6つに区切りエリア分けをしてみました。

ヒキタ ミワ

執筆者:ヒキタ ミワ

上海ガイド


下町情緒たっぷりの「豫園」

旧正月、いつも以上に活気のある豫園の様子。九曲橋の上は国内外から観光に訪れた人で溢れている

旧正月、いつも以上に活気のある豫園の様子。九曲橋の上は国内外から観光に訪れた人で溢れている

数百年もの歴史がある豫園の窓から

数百年もの歴史がある豫園の窓から

「これぞ中国!」を感じたい人は、まずこのエリアから歩いてみてください。下町情緒溢れる、まさに「中華街」的な街並みを見ることができます。
 
このエリアの中心にある「豫園」は昔ながらの上海を今に伝える中国風古典庭園として知られています。そして、その豫園周辺にある商店が軒を連ねる上海老街や豫園商場は「上海の浅草」とも言われ、お土産屋さんや骨董品屋さんが所狭しと並び、多くの観光客で毎日賑わっています。  

豫園脇にある「福佑市場」はまさに「上海のアメ横」! 靴下や下着などの日用品から文具や装飾品まで、思いつくものは何でも揃う雑貨問屋で、雑貨好きにはたまらないスポット。特にお正月(旧正月)前後には家の飾り付けを買い求めに来る人たちで身動きが取れないほどの人気ぶりです。  

もちもちの皮に包まれた豚肉とスープの相性が絶妙で美味! 

もちもちの皮に包まれた豚肉とスープの相性が絶妙で美味!

そして、ここであえて紹介したいのが「南翔饅頭店」の小籠包。豫園に来たからにはぜひ、口にしてみてください! 上海の思い出が一つ増えるはずですよ。  
 
注意:雑多な環境の豫園エリアを探索するためにはかなりのパワーが必要なので、女性はハイヒールを脱ぎ捨て、スニーカーで挑むのがベターです!

ハイファッションな「南京西路」
+老舗が軒を連ねる「南京東路」  

ラグジュアリーブランドが軒を連ねる南京西路「PLAZA66」の外観

ラグジュアリーブランドが軒を連ねる南京西路「PLAZA66」の外観

上海のメインストリートと呼んでも過言ではない南京路は、人民広場を中心に「西路」と「東路」に分かれています。

「南京西路」は、高級ショッピング街としてその地位を確立し、「プチ銀座」とまで呼ばれています。世界の一流ブランドが入った「PLAZA 66」や「CITIC PLAZA」、そして「ISETAN」などハイエンドな商品を扱う高級デパートが軒を連ねています。

そのまま徒歩で西に5分ほど歩くと「久光百貨店」を中心にしたショッピングエリア「静安寺」に着きます。南京西路最西端の「静安寺」エリアは流行に敏感な若者たちが集まる新しいファッションエリアとして注目を集めています。 どこのデパートにも海外有名ブランド品が数多く揃っていますが、現地で何よりも人気があるのが日本の食材が豊富に揃った「久光百貨店」のデパ地下。旅の途中で日本が恋しくなったら、ぜひ覗きに行ってみてください。  

夜になるときらびやかにライトアップする歩行者天国

夜になるときらびやかにライトアップする歩行者天国

一方「南京東路」の方は1世紀以上続く老舗のデパートや幅広い品揃えの食品店が多く、中国各地から訪れる観光客で毎日賑わっています。メインストリート(西蔵路交差点から河南中路交差点まで)が歩行者天国になっているので、あっちこっち寄り道をしながらストリート散策を楽しむのもよし。    

夜は一斉にネオンが光り、ストリート全体が昼とは違った雰囲気に。2つの顔を楽しむことができますよ。    

さらに南京東路を東に向かって歩いて行くと外灘に繋がっています。
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