鮭は下ごしらえ・下処理によって何倍も美味しくなります!
鮭の下ごしらえ・下処理方法1:焼く( ムニエル・ソテー )
■ソテー、ムニエルソテーとは身をそのまま短時間でバター(もしくは油)焼きすること、ムニエルとは身に薄力粉をまぶしてバター(もしくは油)焼きすることです。ムニエルは魚の水分を吸収した薄力粉が膜を形成し、魚のうま味成分の溶出を防ぎます。
ソテー、ムニエルいずれの場合も鮭を牛乳に15分程つけておきペーパータオルなどで軽く水分をふき取っておきます。調理する直前に、食塩・ブラックペッパー(ムニエルの場合は薄力粉もつけて)を振って焼くと魚独特の生臭さが緩和され、焼き上がりの色がよくなります。時間がある場合はお勧めです。
■ちゃんちゃん焼き
味噌、にんにく、長ねぎは鮭の生臭みを取ってくれる。蒸し焼きにしてじっくりと仕上げましょう
味噌が鮭の生臭みを取る働きがあるので特に下ごしらえは必要ありません。もしどうしても気になるようであれば、事前に食塩を振って10分ほど置いたら水洗いし、水気を拭き取ってから調理しましょう。おろしにんにく、長ねぎを加えると香味が鮭の生臭みを緩和してくれ、風味が増しておいしくなります。
鮭の下ごしらえ・下処理方法2:蒸す( ホイル蒸 )
■ホイル蒸し、せいろ蒸しなど酢やレモン、ライムをベースにしたソースは魚臭を消すのに役立ちます
鮭の下ごしらえ・下処理方法3:汁物( 石狩鍋 )
■石狩鍋、あら汁調味液に生姜を入れることで魚の生臭みが取れます
鮭の下ごしらえ・下処理方法4:塩蔵サケの塩抜きの方法
1~2時間、たっぷりの水につければ簡単に塩が抜けます
塩蔵サケは、ボールなどにたっぷりの水を張り、1~2時間入れておくだけで「低塩」の鮭になります。身が白くなってきますが、水分をふき取ってしばらくすれば色が戻ります。塩分が抜けるときに生臭さも一緒に抜けるので、食べやすくなります。
新巻鮭は普通の塩蔵サケよりも食塩量が少ないので、風味が良いのが特徴。新巻鮭についても、塩抜きしてから鍋の具材や汁物の具に使えます。塩蔵サケはものによって塩の入り方が違うので、その時々で塩抜きの時間を調整してみましょう。
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