メキシコの地域

広大なメキシコは地域よって気候、自然そして文化もさまざま。 中央高原部には人口2000万人以上の大都会メキシコシティがありますが、近隣にはグアナファト、サカテカスといったヨーロッパのような町並みが美しいコロニアル都市が点在。

東のメキシコ湾沿いのベラクルスでは、アフリカとスペインの混合文化を継承する音楽が溢れ、西の太平洋岸から内陸部にかけて広がるオアハカでは、手仕事による素晴らしい民芸品の数々に巡りあえます。

南のユカタン半島は重要な古代遺跡が点在することで知られ、カリブ海側にはカンクンなどの高級ビーチリゾート、グアテマラ国境近くでは先住民族マヤの文化が色濃い村々が。そしてアメリカ合衆国との国境に位置する北部では、西部劇のようなサボテンの生える荒野や、クジラやイルカが泳ぐ大海原が広がる……というように、まさに万華鏡のように多彩なエリアを持つのが、メキシコなのです。

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メキシコ料理は辛い?

9月16日の独立記念日のときに食べられる、チレ・エン・ノガタは、辛みのほとんどないチレポブラーノにひき肉を詰めて、アーモンドソースでいただく。チレの緑、ソースの白、ざくろの赤でメキシコ国旗をイメージ。

9月16日の独立記念日のときに食べられる、チレ・エン・ノガタは、辛みのほとんどないチレポブラーノにひき肉を詰めて、アーモンドソースでいただく。チレの緑、ソースの白、ざくろの赤でメキシコ国旗をイメージ

メキシコ料理といえば、チレ(唐辛子)をふんだんに使った激辛料理というイメージがあるかもしれませんが、勿論そればかりではありません。 チレも辛いものから、ほとんど辛みのないものまで、その数なんと100種類以上! 日本でもおなじみの激辛のハバネロは、ユカタン半島方面の暑い気候に適した料理で登場。ほとんど辛くないポブラーノはピーマンのような感覚で、肉やチーズを詰めた料理などに使われます。

そんな豊富な種類のチレや、トマト、グリーントマト、香草、タマネギ、レモン、アボカド、ナッツなどを組み合わせてサルサ(ソース)が作られるのですが、メキシコ料理はサルサで味が決まると言っても過言ではありません!

メキシコ料理を代表するタコスは、サルサや、レモン、タマネギ、香草を加えて、自分好みの味付けにできる。

メキシコ料理を代表するタコスは、サルサや、レモン、タマネギ、香草を加えて、自分好みの味付けにできる

メキシコ料理の代表格といえばタコスですが、日本で知られているタコスと本場のタコスでは大きな違いがあります。日本では、小麦粉のトルティージャ(タコシェル)を使い、ひき肉、トマト、レタスを入れた、アメリカのメキシコ風料理であるテックスメックス的なしっかりした味のものが知られています。

しかし、メキシコのほとんどの地域では、とうもろこしのトルティージャが主流(メキシコ北部では小麦粉のトルティージャが食べられています)。タコスの具もバラエティが豊富で鶏、豚、牛、羊、シーフード、チーズなどなど。意外にも味付けは濃くなく、後から塩や、サルサ、レモンなどの付け合わせで自分好みの味に調整します。ここでもサルサは、タコスの味の決め手として、重要な役割を果たしているのです。

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