産後ダイエット/産後ダイエットエクササイズ

簡単!産後1ヶ月エクササイズ ファーストステップ 

産後ダイエット(ファーストステップ)は、出産当日から出来る呼吸法中心のエクササイズです。意識した呼吸でエクササイズをスタート!

MAMI

執筆者:MAMI

エクササイズ・産後ダイエットガイド

 

産後プレ・リカバリー期(産後1ヶ月)
簡単エクササイズ (ファーストステップ編)  

布団やベッド上で呼吸を意識することから!

布団やベッド上で呼吸を意識することから!

出産後にすぐ出来る、簡単エクササイズのご紹介です。プレリカバリー期(産後1ヶ月まで)の中でも、ファーストステップ(出産当日~産後1週間)に、ベッドや布団の上でも出来るエクササイズをご紹介します。

呼吸を意識して行うだけですが、出産してすぐのカラダは、それさえもなかなか集中できない事があります。産後のカラダの状態は千差万別。かかりつけの医師と相談の上、無理なくスタートさせましょう。

下記の3つを紹介していきます。
・呼吸を意識する『コア・アクティべーション』
・骨盤を動かし、呼吸を深める『ペルビックチルト・ブリージング』
・呼吸にかかとの動きをプラスした『ヒールスライド』

 

出産したその日からできる
『コア・アクティべーション』
で呼吸を整えて!

カラダのインナーマッスルを呼吸で穏やかに目覚めさせましょう。不安定な気持ちも安定しやすくなります。呼吸を行うだけですが、全ての動きの土台となると考え、意識して行ってみましょう。
 
エクササイズの基本姿勢を整えて!

エクササイズの基本姿勢を整えて!

1. (基本姿勢)
仰向けで膝を立て、脚は腰幅位にとり、手をカラダの横の楽な位置に置きます。
出来るだけカラダがまっすぐになるように、センターラインを整えましょう。
肩に余分な力が入らないように、リラックス。
 
手で肋骨の動きを感じてみましょう!

手で肋骨の動きを感じてみましょう!

2. (スタートポジション)
基本姿勢から、手を胸の下あたりに置き、肋骨を触ってみましょう。
 
息を吐きながら肋骨を寄せてみましょう!

息を吐きながら肋骨を寄せてみましょう!

3. ゆっくり息を鼻から吸います。
その時、肋骨が外方向へ広がっていくのを手で感じましょう。

その後ゆっくり息を口から吐きながら、広がった肋骨を寄せてくるように戻します。

1から3を数回繰り返します。
 
お腹に手を置き、吐きながら引き締めるつもりで!

お腹に手を置き、吐きながら引き締めるつもりで!

4. 慣れてきたら、3のあとに今度は手をお腹の上まで滑らせ、手の重さを感じるようにして、口からゆっくり吐き切ります。
 
吐くときに手が重くなるイメージをもって!

吐くときに手が重くなるイメージをもって!

(4の時の手の位置)
息を吐く時に、手の重さでお腹が押され、だんだん小さくなっていく感覚をつかんでみましょう。
 

肋骨が大きく動くことで、肺も大きく動き、深い呼吸が出来てきます。妊娠中、お腹が大きくなっていたことで、胸郭が張り出していたため、産後も肋骨が不安定になっている場合が多くあります。特に吐く息に意識を向けながら、ゆっくりしっかり吐き、その時に肋骨をセンタ―ラインに戻してくるようなつもりで呼吸してみましょう。

吐くときに意識を高く持つために、「シー」「スー」など、声を出してみるのも良いでしょう。

呼吸が意識出来てきたら、息を吐く時に、骨盤底の筋肉を軽く引き締めるジップアップの意識を持ち、弱くなっている筋肉をコントロールして使う練習を入れていきます。
 

ジップアップを意識して、骨盤底筋を整える

骨盤底筋には肛門、膣、尿道の3つのポイントがありますが、肛門の方からその3つのポイントを通って、ジッパーを膣の方向に向かって引き上げていくようなイメージをもってみましょう。

産後の疲れた骨盤底が、又少ずつ起動してくるようなイメージで。骨盤底筋群を意識することで、骨盤内の血流が促進され子宮の収縮にもつながっていきます。子宮がだんだん元の状態に戻っていく時痛みがありますが、徐々に収縮しているサインでもあります。ジップアップのイメージがつかみにくい時は、トイレに行くのを我慢するような感覚を意識してみましょう。

回数は特に決まりはありませんので、思いついた時に、いつでも意識した呼吸に変えてみて下さい。

次ページでは「腰まわり」をほぐしていきましょう。
 
 

骨盤の動きで呼吸をもっと意識!
『ペルビックチルト・ブリージング』
で腰まわりをほぐす

骨盤を傾け、深い呼吸を意識しましょう。妊娠中お腹が前にせり出すことで腰が反り、腰痛になったという人もかなり多いものです。固くなっていた腰の筋肉をほぐすように骨盤を傾け、動かしていきましょう。
 
呼吸と姿勢を整えてからエクササイズに入りましょう。

呼吸と姿勢を整えてからエクササイズに入りましょう。

1. (スタートポジション)
仰向けで膝を立て、脚は腰幅位にとります。
出来るだけカラダがまっすぐになるように、センターラインを整えましょう。肩に余分な力が入らないように、リラックスします。
スタートポジションで ジップアップ(骨盤底の引き上げ)をして、息をゆっくり鼻から吸って準備をします。
 
小さな動きで、おへその裏側は浮かせず行う!

小さな動きで、おへその裏側は浮かせず行う!

2. 手は床の楽な位置に置き、口から息を吐きながら、ゆっくり尾骨を持ち上げ、骨盤を傾け、おへその後ろ側を床の方へしっかり下げましょう。(骨盤後傾)


1と2を数回行います。
 
スタートから↓

スタートから↓

(<1> のスタートポジションの骨盤の状態)
お腹がテーブルのように安定している
状態にしましょう。

   ↓
 
おへそより下側を上げる。

おへそより下側を上げる。

(<2> の尾骨を上げた、骨盤後傾の状態)
肩の力は抜いたままで、腰の軽いストレッチも感じてみましょう。
(おへその後ろは床につけたまま。)
 
足幅は腰幅位を目安に!

足幅は腰幅位を目安に!

(<1><2> の脚の状態)
両足の幅や両膝の幅は、だいたい腰幅くらいで、行いましょう。

両足のすねを平行に保つように安定させます。
 
内ももから脚を閉じるように!

内ももから脚を閉じるように!

3. 何度か行い慣れてきたら、今度は脚を閉じて、内ももや骨盤底をより意識しながら行いましょう。

脚を閉じて行う事で、より骨盤底や内ももを引き締める感覚が持ちやすくなります。
 

ジップアップし続けることが難しい場合は、骨盤を傾けた時にしっかり息を吐き切るだけでも良いでしょう。

次ページでは「身体のセンターバランスを整える」方法を紹介します。
 
 

かかとの動きをプラスしてセンターバランスも取り戻す
『ヒールスライド&アームワーク』
で関節をスムーズに

股関節、膝関節、足首の関節をコントロールして動かし、かかとを滑らせるように動いていきます。脚を心地よく伸ばしながら、肩関節もゆっくり動かしてみましょう。
 
エクササイズの基本姿勢を整えて!

エクササイズの基本姿勢を整えて!

1. (スタートポジション)
仰向けで膝を立て、脚は腰幅位にとり、スタートポジションを整えます。出来るだけカラダがまっすぐになるように、センターラインも整えましょう。

肩に余分な力が入らないように、リラックスします。そこから※ジップアップ(骨盤底の引き上げ)をして、息をゆっくり鼻から吸って準備をします。
 
脚をゆっくりまっすぐ伸ばしていく!

脚をゆっくりまっすぐ伸ばしていく!

2. 手は床の楽な位置に置き、右の足首を曲げ、ゆっくり息を吐きながら、かかとをまっすぐスライドさせ、伸ばしていきます。
足の裏全体で重い空気を押すようなつもりで。
 

左足の膝やつま先が浮かないように安定よく動かす!

左足の膝やつま先が浮かないように安定よく動かす!

(<2> の左足の状態 )
右足を動かしている時に、左のひざがグラグラしたり、足の親指が上がってこないように。肩はリラックスさせます。

左足をしっかり安定させて行いましょう。

伸ばしきった時、右足のつま先や膝が天井の方を向くように、足首は曲げておきます。ふくらはぎの心地よい伸びも感じましょう。
 
NG!!undefined膝やつま先も安定させて!

NG!! 膝やつま先も安定させて!

(<2> の左足のNG状態)
・お腹や内ももの力が抜けて左脚の膝が外側や内側に倒れたり、不安定に揺れる。
・足の裏や足指が、安定が崩れ浮き上がる。
 
カラダを安定させながら元の姿勢に戻ります。

カラダを安定させながら元の姿勢に戻ります。

3. 息を吸って、吐きながらゆっくり元の位置まで戻してきます。
その時もカラダを安定させておきましょう。

反対脚も同じ動きをし、1から3を数回繰り返します。
 
体幹を安定させ、手と足で引っ張り合うように!

体幹を安定させ、手と足で引っ張り合うように!

4. 何度か行って慣れてきたら、手の動きも付けます。

右脚をスライドする時に左手を片手で万歳を作るように、脚と一緒にゆっくり上げていきましょう。

その時に、左肩が耳に近づかない様、両肩の高さを揃えておきます。吐きながらゆっくり手と足を元の位置へ戻します。
 
左右バランス良く行ないましょう!

左右バランス良く行ないましょう!

(<4> の反対側の手足の動き)
左右バランスよく、体幹の安定を意識しながら反対側も行いましょう。
 


カラダのセンターラインを感じながら、腰をそらせないように気を付けます。

出産した日から1週間、何もしないでいるのと、疲れが出ない程度にコントロールしながら動くのとでは、子宮の戻りなどカラダの回復スピードや、気持ちの安定度も違ってきます。

赤ちゃんとの新生活に、プレ・リカバリーのエクササイズもスタートさせ、無理なく心地よく過ごせる土台を作っていきましょう。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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