脂質異常症を予防する食事
脂質異常症を予防するためには、日頃からの生活習慣の積み重ねが大事です。これらの生活習慣は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防にも共通しています。- 食事は1日3食幅広い食品をバランスよく食べる。
- 腹八分目に食べる。
- 脂っこいものは控えに(コレステロール、飽和脂肪酸の多い食品)
- 間食は控え、就寝前に物を食べない
- 甘いもの、塩分を控えめにする
- お酒を飲みすぎない(エネルギーの過剰摂取を招く)
脂質異常症対策に、抗酸化食品・n-3系脂肪酸・食物繊維
積極的にとりたい食べ物もご紹介しましょう。血液サラサラ効果が期待される納豆・玉ねぎ・黒酢 |
ファイトケミカルの中には、血液サラサラに役立つ成分があります。この成分や、成分を含む食べ物については、以前の記事で取り上げていますので、こちらをご覧下さい。ただし慢性的な病気で薬を常用されている場合は、飲み合わせが悪い食べ物もありますので、医師等の専門家に相談してください。
■n-3系脂肪酸
魚に多く含まれるEPA(イコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)、シソや亜麻に含まれるα-リノレン酸などのn-3系脂肪酸は、悪玉コレステロールを減らすうえ、善玉コレステロールを増やす働きがあります。現代人は、肉類等はとりすぎの傾向がありますから、どちらかというと魚を食べるということを心がけましよう。
◆食物繊維
食物繊維は、コレステロールの吸収を阻害して体外に排泄することで、血液中のコレステロール濃度の上昇を抑えます。また海藻やキノコ、野菜等、食物繊維の多い食品をたっぷりとることで満腹感をえられれば、摂取エネルギー全体を抑えやすくなります。
脂質依存症対策には、生活習慣全体の見直しも!
その他、喫煙や睡眠不足、過剰なストレス、運動不足なども影響します。食生活と生活習慣を見直すことで、コレステロールや中性脂肪は、ある程度コントロールできるものです。定期的な健康診断で、自分のコレステロールや中性脂肪の値を管理し、脂質異常症を予防しましょう。■関連リンク
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