家庭菜園で、初めて野菜をつくりはじめる方におすすめの作物とは、どんなものでしょう? ひとくちに「野菜」といっても、品種ごとに手入れの仕方が違ったり、収穫までの期間が異なります。病気や害虫の被害に遭いやすいものやそうでないものなど、様々な条件を考慮して「難易度」が決まります。初心者の方は、まず、その「難易度」の低いものからトライされることをおすすめします。

ところで、野菜はトマトなどの果実部分を食べる「果菜類」、キャベツのように葉の部分を食べる「葉菜類」、大根のように根の部分を食べる「根菜類」と、大きく3つに分類することができますが、それぞれの分類ごとに、難易度がもっとも低いおすすめの品種を紹介していきましょう。

おすすめの果菜類

ミニトマトは初心者に最もおすすめの野菜

ミニトマトは初心者に最もおすすめの野菜

真っ先におすすめしたいのは、ガイドが今まで何度も作ってきて、まったく失敗したことがないミニトマトです。トマトの原種は、もともと荒れ地でも育つ性質を持っているので、多少放っておいても大丈夫。大きなサイズのトマトは完熟させるまでに難しいこともありますが、ミニトマトなら、たとえ実の数が少なくなるようなことがあっても必ず食べることができます。また、プランターで育てることができるのも、おすすめの理由です。

もうひとつのおすすめは、ピーマン・シシトウ・トウガラシです。この3つ、形が何となく似ていますが、「ナス科トウガラシ属」といって、近縁の仲間どうしなので、つくり方もほぼ同じなのです。南アメリカの熱帯地帯が原産で、高温・乾燥の気候を好み、屋上菜園にも向いています。

また、これらの3種の仲間がもつ独特の香りは、アブラムシなどの害虫が嫌う成分があり、害虫の被害に遭いづらいのが特徴です。この性質を利用して、他の植物の隣に植えておくと、その植物の害虫除けとしての働きもしてくれます。このように、他の植物と組み合わせて、病害虫を防ぐ役割をする植物の組み合わせのことを、「コンパニオンプランツ」と呼びます。