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「逆質問」でも印象アップ! 就職面接でおすすめの良い例・ポイント

就職面接での逆質問、「最後に質問は?」の良い例やポイントをおさえて印象アップさせましょう。就職面接は会話で「求める力」と「熱意」を伝えなくてはなりません。そして逆質問でも面接官に少しでも好印象を残し、評価をアップする努力を最後までするべきです。逆質問の回答例のご紹介。

執筆者:見舘 好隆

「逆質問」でも印象アップ!良い例やポイント

面接は会話である。だからこそ最後の台詞には、とっておきの想いを込めなくてはならない

面接は会話である。だからこそ最後の台詞には、とっておきの想いを込めなくてはならない


面接が終わる時の決め台詞、「最後に質問は?」。「緊張しまくった後にこんなこと聴かれても……」と思っているだろう。しかし、面接も社員にとっては仕事である。無意味なことを聴くとは思えない。さて、面接官は何を測ろうとしているのだろうか? そして、何を質問すればいいのだろうか?

これまでも「面接で~と聴かれたら?」シリーズで述べてきた大切なこと「面接で何を測っているのか?」をまとめてみると、
  1. 「求める力」を持っているのか?
  2. 熱意(志望度)はあるのか?
この2つである。言い換えれば、エントリーシートやSPIではわからない、「求める力」と志望順位を確認しているのだ。よって、この2つのいずれかもしくは両方を、面接の全ての時間を使ってPRしようと意識しなくてはならない。

参考までに、このケースで学生がよくする質問を例として記しておく。
  • 配属の希望は聞いてもらえますか?
  • (面接官にとって)仕事のやりがいを教えてください。
  • この面接の合否の連絡はいつ頂けますか?
  • 今回の面接での、私の感想を聞かせてください。
  • 先ほどの~の件で言い漏れた事がございますので、付け加えてよろしいですか?
  • 自己PRをもう一度させてもらってもよろしいでしょうか?
  • 特にございません。
さて、君ならどう質問するかな? 考えてみよう!

<目次>  

面接の最後にある逆質問……大切な人と別れる時と、同じキモチで

大切な人の別れは、また会いたい想いを込めているはずだ。次の面接の連絡が、そして内定の連絡が届くことを祈って、最後まで力を振り絞ろう

大切な人の別れは、また会いたい想いを込めているはずだ。次の面接の連絡が、そして内定の連絡が届くことを祈って、最後まで力を振り絞ろう



「最後に質問は?」

この言葉は面接の終わりを告げる言葉だ。何もしなければ、そのまま終わる。さて、この一瞬はそのままで終わっていいのだろうか?

少し横道にそれる。

恥ずかしながら、今の妻とはずっと遠距離恋愛をしていた(10年ほど)。毎回東京駅のホームまで見送りをしていた。新幹線の発車チャイムが鳴った時に何を話したかは覚えていないけど、それなりに言葉を練ったと思う。バックには山下達郎の「クリスマス・イヴ」が流れていた(わけない!)。

先日、私が勤める大学で卒業式があった。快晴で暖かくて最高の日和。桜はまだだけど、美しく着飾った女子大生たちでキャンパスは満開だった。花束を渡す後輩たちの姿もちらほら。また、お世話になった先生との最後の宴がゼミ室で行われているのだろう。そこで卒業生は、先生と、後輩と、どんな言葉を交わしたのだろうか。その言葉は一つ一つ、決して軽くは無いはずだ。

そんな「別れ」の一瞬を思い出して欲しい。その時に込める想いを、この質問への返事にすればいいのだ。

■「配属の希望は聞いてもらえますか?
以上の質問は、本来なら内定を取ってからでもいい質問だ。しかし、どうしてもしたいなら、熱意を添えるべきだ。例えば、

「最初は現場でお客様のニーズを勉強し、将来は企画に携わりたいと考えていますが、いかがでしょうか?」

このように、自らの熱意や魅力を付加することで、立派な自己PRになる。当然聞き終わったら、

「ありがとうございました。ますます御社へ入社して頑張りたい気持ちで一杯になりました!」

と答えよう。
 
■「(面接官にとって)仕事のやりがいを教えてください」
この質問も、面接官が答えた後に以下の言葉を添えてみよう。

「お話ありがとうございました。ますます御社へ入社して頑張りたい気持ちで一杯になりました!」

君の熱意も伝わり、質問に答えた面接官も喜ぶだろう。
 

面接官に「また会いたいな」思ってもらおう

日常生活でも「また会いたいな」と思う人と思わない人とでは、何が違うのも考えてみよう。

日常生活でも「また会いたいな」と思う人と思わない人とでは、何が違うのも考えてみよう。


■「この面接の合否の連絡はいつ頂けますか?
この質問をただするだけなら、あまりにも事務的だ。面接官の心に何も残らない。だからこそ、面接官が答えた後に以下の言葉を必ず添えてみよう。

「ありがとうございました。ご連絡を心よりお待ちしております!」

■「今回の面接での、私の感想を聞かせてください」
なかなか贅沢な質問である。だからこそ、感謝の気持ちとその意見をくみとった意思を伝えるべきだ。

※良い評価の場合
「ありがとうございます。今頂いたアドバイスを元に、さらに御社が求める力をもっと伝えられるように次回頑張りたいと思います。」

※いまいちの評価の場合
「ご指導ご鞭撻ありがとうございます。御社が求める力をもっとしっかり伝えられるよう、次回頑張りたいと思います。」

「自己PRをもう一度させてもらってもよろしいでしょうか?」
「先ほどの~の件で言い漏れた事がございますので、付け加えてよろしいですか?
これは面接で自分が伝えたいことを伝えられなかった時のチャレンジだ。言えなくて落ちるより、全て伝えて落ちたほうがスッキリする。そして、「最後まで諦めない」力を面接官に伝えることが出来る。是非挑戦して欲しい。

■「特にございません」
これだけで終わったら、面接官はがっかりする。折角話を振ったのに、コミュニケーション力も熱意も無いなと思ってしまう。最悪でも以下の台詞だ。

「この面接で私が伝えたいことは全てお伝えしました。次回のご連絡を心よりお待ちしております。」


面接は会話であり、それを通して
  1. 「求める力」を持っているのか?
  2. 熱意はあるのか?
を測っている。よって最初の質問(例:緊張してますか?)は会話を盛り上げるきっかけ作りであり、最後の言葉(例:最後に質問は?)は、その会話の印象を決めるフィナーレなのだ。特にフィナーレは、君が部屋を出て行った後の余韻に繋がる。面接官は君がドアを閉めたとたん、面接の評価を付けるだろう。だからこそ、面接官に少しでも好印象を残し、評価をアップする努力を最後までするべきなのだ。

大切な人と別れる時の台詞と同じくらいに、面接官に伝えたい想いを最後の言葉に込めてみよう。
  
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