コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

人と文化の熟成を目指すファーム CDI(2ページ目)

コーポレイトディレクション代表取締役の石井光太郎氏に、経営者としての考え方と心構え、コーポレイトディレクションの将来像について語っていただきました。

執筆者:大石 哲之

100年のぬか床を目指す

-石井さんは、経営者としてCDIをどのような企業にしていきたいとお考えですか?

コーポレイトディレクションをどうしていきたいか
CDIについては、長く長く続くファームにしたいと思っています。まだファームを設立してから25年くらいですが、50、100年、私や今の仲間たちが死んでも、ずっと続くファームになることが重要だと思っています。

このファームは、パッケージや技術を売るためのツール、マシーンではないのです。ピープルビジネスのこのファームは、酒の樽と同じで「人と文化の熟成装置」であると考えています。

長い間おいておかないとその味が出てこないというか、ファームの色が出てこないと思っています。CDIのようなファームは、おでんのだしや、ぬか漬けのぬかと似ていますね。スタッフはおでんの具や野菜ですね。
スタッフは何年も続くだしの味に染まっていきつつも、スタッフ一人ひとりの味も滲み出して、ファームとしてのだしの味がさらに濃く、深くなっていく。そのような関係をCDIで築いてきたし、今後も続いていって欲しいと思います。「CDIにいたからこそ今の自分があるし、自分がいたからこそ今のCDIがある」とスタッフの一人ひとりが心から思えるのが理想的な状態です。
CDIはぬか床なんです。100年続くぬか床、それを目指しています。
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