コンサルタントで働く/コンサルタントの仕事

ロジカルシンキングを家庭に持ち込む

べリングポイント株式会社シニアマネージャー奥井氏が語る、コンサルの醍醐味と笑い話。

執筆者:大石 哲之

前回に引き続き、べリングポイント株式会社シニアマネージャー奥井潤氏にお話を伺います。今回は、コンサルタントの仕事の喜びと限界、そしてちょっとした笑い話をお伝えします。

--仕事のやりがい、ハッピーな部分はどこにかんじていますか?

ハッピーというか、それまでの苦労が帳消しにされる場面は、やはり成果を認められることによって、クライアントから信頼を勝ち得たと思う瞬間ですね。プロジェクトの責任者の方から、「頼んでよかった」だとか「次も頼むよ」といった言葉を頂けたときは、何より嬉しいものです。

継続的な信頼関係というのは、仕事の結果だけではなく、それまでのプロセスから生まれることも多々あります。よく「コンサルは結果重視」と言われますが、クライアントとしては結果を出すことは当然であり、信頼を得るためのファクターの一つでしかありません。むしろ、クライアントは我々の仕事のプロセスもじっくり見ているのですから、そうした部分から信頼が生まれてくることもあるのです。

例えば、日本企業の場合、飲みに行くことでコミュニケーションを取ることも多いですね。クライアントによっては、そういう場でしか本音を語ってくれない方もいます。ただあくまでも相手の考え方次第ですので、「そうした場を通してでしか信頼づくりを出来ないのは間違いだ」と言う方もいますから。

--逆にコンサルタントの仕事の歯がゆさというか物足りなさを感じるときもありますか?

そうですね。物足りない部分というのは、自分が客観的な立場であるということです。スタンドから見ているスコアラーのように、あくまでも第三者的な視点でクライアントの実行するプロジェクトに関与しているだけであって、フィールドの中でプレイをするプレーヤーではない。そこに物足りなさというか、どこかさみしさといった部分を感じます。

プロジェクトに対して、大きな思い入れを抱くこともあります。ただしコンサルタントである以上、そうした態度や感情を表に出すわけにはいかない。熱い思いは心の内にしまいつつも、冷静かつ客観的になる必要がある。

それはある種のジレンマですが、事業会社に行ったからといって、プロジェクトに直接関与できるかといえばまた別の話でしょう。そういう見方をすれば、今のコンサルタントとしての客観的な立場の方が、自分のやりたいことを実現するのには良いと考えています。

--プライベートで面白い話があるということですが。

そうですね、これは笑い話になるのかもしれませんが、家族にまでロジカルな思考を求めてしまったことがありまして(笑)。
しかも、子育てに応用しようとしてみたりしたのですが...奥さんには聞く耳すら持ってもらえませんでした。一般の社会人でも十分身に付けてない考え方を、子供に求めている時点で、私自身がロジカルではなかったわけです。

それから、BPR(注:Business Process Reengineering:業務改革)等の経験が多いからか、家族の行動に対しても余計な口出しをすることが多いですね。

例えば、買い物に行くときにも、「まず初めにドラッグストアに行って、その次はスーパーで...」みたいな発言をしてですね(笑)、その度に「そんな細かいことばかり気にしてどうするの?」と言われています(笑)。


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