前回に引き続き、べリングポイント株式会社シニアマネージャー奥井潤氏にお話を伺います。今回は、ハイクオリティな仕事をするための秘訣について聞きました。--今の奥井さんの仕事の概要についてお聞きします。
私は弊社で、インダストリー部門に属しておりまして、そこでCPG（消費財）業界担当のチームに属しています。消費財というと具体的には、飲料、食品や衣料等になります。
具体的なプロジェクトのデリバリー（実行）を行うソリューションチームとは異なり、担当の業界特有のニーズを理解した上でクライアントへの提案活動を推進するチームです。
私は現在シニアマネージャーという役職で、消費財業界のクライアントを相手にして、現在抱えている課題を聞き、プロジェクトをご提案し、プロジェクトを立ち上げ、継続的な信頼関係を構築することが私のメインの役割です。つまり、クライアントからご相談があった場合にまず私が話を引き受ける「一次窓口」のような役割を担っています。
--仕事の目標というのはありますか？
目標といえば、短期から中期的に考えて、「自分の名前で勝負できる人になりたい」と言うことですね。
コンサルタントの仕事をする前は、いずれは事業会社で経営企画系の仕事に就きたいと考えていました。ですから、コンサルタントになってからも、成長の出来る環境の中で、自分自身を高めていこうと努力してきました。
正直なところ、今後どうなるかはまだはっきりしていないですね。ただ、外の世界で勝負するにせよ、コンサルタントでより高いキャリアに上がっていくにせよ、それに必要なスキルや経験を身につけていきたいという気持ちに変わりはありませんね。
例えば、デリバリーやセールスの経験以外にも、本を執筆したり、講演をしたりといった形で自分を磨き高めていって、やがては自分そのものを評価されるようになりたいと考えています。
