漫画家になるのに学歴は要求されない
「スーパーマンガデッサン-作画のための考えるデッサン 著者:林 晃, 松本 剛彦,森田 和明 マンガ勉強のための本が数多く出版されている |
力をつけたら出版社への持込や雑誌等の新人賞への投稿などで、編集者に作品を認めてもらうことが漫画家への第一歩になる。また同人誌やホームページなどで発表するという方法もある。
結論:就職してからでも遅くない!
仕事をしながら漫画家を目指す人、漫画家をしている人も多い。島耕作シリーズなどで有名な漫画家の弘兼憲史氏も、大学卒業後、松下電器産業に入社後に漫画家デビュー、またナニワ金融道がブレイクした青木雄二氏は様々な仕事を経験し、45歳でデビューを果たした。子どもから大人にまで愛されるルパン三世の作者で、現在大手前大学メディア・芸術学部の教授を務めるモンキーパンチ氏は、60代になってから東京工科大学大学院メディア学研究科を修了した異色の経歴の持ち主。社会人&学生のための大学・大学院選び(リクルート・2006年度版)のインタビュー記事内で「夢中でマンガを描いてきて、大学院での学びでようやくマンガ理論を構築できました」と漫画家を経て大学院に進学した中での気づきを語っている。
もし相談者が絵の技術を必要としない研究科、専攻分野志望、あるいは絵の技量が既に大学院レベルで、経済的にも親の援助が受けられる、など問題ないのであれば今年大学院受験をするのは妥当な選択だろう。しかし技術力・経済力のいずれか、あるいは両方が欠けているのであれば、まずは就職し、生計を立てながら専門学校、美術大学の通信教育、あるいは独学等で絵の勉強を続け、それから大学院なり、漫画家なりを目指すのが現実的と言えるのではないだろうか。
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