最初から子供たちは知っていたあの頃、子供たちが工夫して遊んでいた姿にこそ、答えがあるのかもしれません。(イラスト 橋本モチチ)ガイドが子供の頃、スーパーマリオブラザーズが発売され、ファミコンは空前のブームとなり、また、子供たちの憧れでした。まだ、どの家庭にも必ずファミコンがあるというわけでもなく、ファミコンを持っているお家に友達みんなが集まりました。ファミコンにはコントローラーが2つしかついていません。また、2人同時プレイができないゲームもたくさんありました。スーパーマリオブラザーズだって、1人ずつしか遊べません。でも、その時確かに、感覚としてはみんなでゲームをしていました。コントローラーを持っている人が主役で、残りの人は観客として参加し、楽しい時間を過ごしました。技術としては、ゲームをみんなで遊ぶという仕組みを当時のゲーム業界は提供することがまだできていませんでした。しかし、子供たちは5人いても、6人いても、楽しく、あるいは取り合いながら、ゲームをコミュニケーションのツールとして上手に生かしていたんですね。ファミコンの時代、既にです。結局、最初から、子供たちはみんなで遊びたかったんです。通信の技術が発達し、ゲーム業界は子供たちの願いにやっと追いつくことができました。でも大変なのは、ここからです。追いつくだけではなかなか喜んでもらえないんですから。ほんのちょっとでいいから、追い越さなくては、いけません。しかしゲーム業界には、それを実現してくれる人達がたくさんいると、信じて期待したいと思います。【関連記事】ポケモンBWのすれちがい通信がかなり楽しい(AllAboutゲーム業界ニュース)3DSで大事なのは通信機能かもしれない(AllAboutゲーム業界ニュース)モンハンは中学生向けのゲームではない?(AllAboutゲーム業界ニュース)【関連サイト】田下広夢の記事にはできない。(ゲーム業界ニュースガイド個人運営サイト)【編集部おすすめの購入サイト】Amazonで人気のゲームソフトをチェック!楽天市場で人気のゲームソフトをチェック!前のページへ123※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。