本当に大事なのは立体映像じゃない?

3DSの図
3D映像を使った新しいゲームが注目されますが、3DSはそれだけじゃありません。
ニンテンドーDS(以下DS)の後継機として発表された新しいDS、ニンテンドー3DS(以下3DS)。目玉はなんといっても裸眼で観ることが可能な立体映像によるゲーム体験です。しかし、今発表されている3DSの機能の中に、もう1つ、注目しておくべきものがあります。それは通信機能です。

通信機能というのは携帯ゲーム機にとっては最も重要な機能の1つです。歴史を振り返るなら、かつてゲームボーイが普及した背景にはポケットモンスター赤・緑の大ヒットがあり、そしてその大ヒットは、通信ケーブルを利用したポケモンの交換や対戦無しには語れません。その要素は今のDSでもワイヤレス通信という形で引き継がれています。

DSのライバル機と言えばPSPですが、このPSPの普及もモンスターハンターポータブルシリーズのヒットの影響が非常に強く、アドホックモード(PSPのワイヤレス通信機能)による協力プレイの存在が大きいのは言うまでもありません。

となれば、3DSの通信機能だって重要でないわけがありませんね。実際のところ、3Dゲームの影にかくれてあまり目立ってはいませんが、今発表されている3DSの新通信機能は大変に興味深いものですし、その機能によって3DS方向性を示唆しているとも言えます。

いつでも繋がる、勝手に繋がる

スリープ状態で受信する3DSの図
ユーザーが能動的に操作をしなくて、スリープ状態にしているだけで、勝手にデータが送られてきます。
3DSの通信機能で注目するべき点は2つあります。1つはすれ違い通信の強化。今まですれ違い通信はDSのソフトに搭載された機能でした。初めて登場したのはnintendogsで犬同士が遊びに来るという仕掛けでしたね。これが、今度は本体の機能となってパワーアップします。

本体の機能となるとどういうことができるのか? 例えば、今までは必ずすれ違い通信をしたいソフトを挿入して、ゲームを起動させなければすれ違い通信が行えませんでした。ですから、すれ違い通信をしている間はそれ以外のことができなかったんですね。今度は、本体の機能として搭載されるので、ソフトを起動していない間も、他のゲームを遊んでいる間も、そして複数のゲームのすれ違い通信も可能にすると言います。これが1つ目のポイントです。

2つ目のポイント、それはWiFi接続機能の強化です。これまでのDSにもWiFi通信機能はありました。今回それをさらに強化して、スリープ時に、勝手に無線LANアクセスポイントに接続する機能が追加されています。3DSをスリープ状態にして持ち歩くと、自動で無線LANアクセスポイントを探してインターネットに接続、コンテンツのダウンロードを開始します。

次は、実際にこの機能によってどんなことが起こるのか、考えてみたいと思います。